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授業の内容(Course Description) |
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引き続き「比較文学論I」の続きを行なう。従って、この授業には「比較文学論I」をすでに履修した者が望ましい。内容は、引き続き、ギリシャ神話を取り扱う。後半はユダヤ神話を取り扱うことで、キリスト教の基礎となる旧約聖書を解説する。詳しくは、授業計画を参照のこと。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本授業を通して、テキストの解釈力を身につけることを第一目標とする。 これを身につけることで、自分の研究対象が何であれ~文学作品であれ、新聞記事であれ~、あらゆるものを深く精緻に読み解く能力が飛躍的に高まるはずである。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験による。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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すべてこちらでテキストを作成し、配布する。従って、学生が購入・用意する物は何もない。 授業中に適時参考文献を指示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業の予習は一切必要はない。その代わり、復習として毎回授業の後、授業で説明した内容を自分なりにまとめてノートを作成しておくこと。(試験に持ち込み可)というのも、授業で扱う内容は、日本語で出版されたものがなく、本講義独自のオリジナルなものだからである。 そのため、インターネットや他の書籍でこの授業を補うことはできない。 授業中に聞き取って、自宅で作成した各自のノートが教科書となる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回高度な内容を扱うので、必ず、毎回出席すること。 新しい語学を学ぶのと同じで、途中が抜けてしまうと、話の意図が解らなくなってしまう。 なお、授業中は私語は厳禁。口よりも手を動かすこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 前期試験の返還。復習と解説。 【第2回】~【第4回】 警告神話(+進化論+教育学との関連)を扱う。アラクネー神話 人間性と進化について、トマス・アクイナス『神学大全』やアンリ・ベルグソンの哲学を参考しながら考察する。 【第5回】・【第6回】 男性中心の恋と冒険の物語(+男女の性差による恋愛の齟齬) 扱う英雄は、オデュッセウス、アエネーアース、ヘーラクレース、テーセウス、イアーソーン(+メーデイア)。 【第7回】・【第8回】 ダンテ『神曲』におけるイアーソーン 道元『典座教訓』とアッシジのフランチェスコ『小さき花』を参考にして人間の行為の霊的な意味について考察する。 【第9回】 ユダヤ神話と旧約聖書 【第10回】 『創世記』の天地創造神話の解析(+アメリカにおける反進化論の解説) 【第11回】 『創世記』の人間創造神話と楽園追放神話の解析 【第12回】 『創世記』のアベルとカインの神話解析 【第13回】 『創世記』のバベルの塔の神話解析 【第14回】 『創世記』の大洪水神話と古代オリエント文学の比較 【第15回】 まとめと試験
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