Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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現代法学特講G 加藤 孔昭
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0684-05

1. 授業の内容(Course Description)
 現代法学特講Gの内容は「現代報道論」です。新聞記事を中心教材にして、時事問題に取り組みます。インターネット時代になっても、新聞やテレビは、ニュースの有力な媒体です。
 社会生活を営む以上、現実から目をそむけるわけにはいきません。実際に起こっている問題、事件をマス・メディアがどのように伝えているのか。
 公平に客観報道しているのか。バイアスがかかっているのではないか。
 わが国のメディアの特徴は、一過性である傾向が強いことです。ある事件が発生すると、集中的に扱います。その一方で、別の大事件が起きると、そちらに報道の重点が移るという飽きやすい一面を持っています。
 ニュースは伝える側も、受け手である私たちにも、継続的にフォローしていく姿勢が欠かせません。
 一時的な扱いだけでは、ニュースの本質を的確にとらえることが難しいからです。
 テーマ別のまざまな報道を通じて、メディア・リテラシー(読解力)が身に付くように勉強しましょう。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 講義内容のスムーズな理解。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト、又は課題レポート。授業内小テストをすることがあります。絶対評価を加えた相対評価。出席率が50%未満の場合、単位取得は原則できません。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 特にありませんが、関心のある人は、ウォルター・リップマンの『世論 上』『世論 下』(岩波文庫)を薦めます。戦前に書かれたものですが、現在でも十分通用する名著です。
 レジメ、新聞の切り抜きコピーなど関連資料を随時、教室で配ります。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 裁判での判決や条約の動きなどを新聞、テレビ、インターネットでフォローすること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 シラバスは講義の目安です。講義内容、順番は適宜、変更することがあります。時事問題を扱うので、大事件や政変が起きれば、ニュースがホットな内に取り上げることになります。新聞をよく読み、テレビニュースを見るほか、パソコンで各サイトのニュースをチェックすること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ニュース報道について
【第2回】
 裁判員制度について
【第3回】
 世論とは何か
【第4回】
 インテリジェンスの重要性
【第5回】
 情報公開について
【第6回】
 個人情報保護法①
【第7回】
 個人情報保護法②
【第8回】
 臓器移植法について
【第9回】
 生命倫理について
【第10回】
 地球環境について
【第11回】
 家族について
【第12回】
 NPO法について
【第13回】
 戦争責任について①
【第14回】
 戦争責任について②
【第15回】
 まとめ