Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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会社法A 横川 明
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0686-01

1. 授業の内容(Course Description)
 商法・会社法は、私法の基本法である民法の特別法として、実社会における各種の経済活動と密接に関係のある法律であり、なかでも、会社法を理解することが極めて重要である。
 本授業では、会社法の全体像とその考え方の理解をはじめ、将来の企業人として活躍するために有用な基本的知識の習得を目的とする。
 春学期では、株式会社の設立・株式・機関設計の各様などについて学習する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ①株式会社の意義と特質について論理的に説明できること
 ②株式会社の設立・株式制度・機関設計に関する規律・取締役の責任について、その概要の説明ができること
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験により評価する。なお、努力点として、授業中に行う小テスト(15回の授業中に3回実施)の評価点(35点限度)を加算する。
 ※ 定期試験では「テキスト・参考書と六法のみ持込可」とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『商法Ⅱ − 会社(第8版)』 落合誠一・神田秀樹・近藤光男 著 [有斐閣Sシリーズ]
 参考書:律学講座双書『会社法(第12版)』 神田秀樹著 [弘文堂]
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 既履修範囲について、テキストを繰り返し読み理解を深めること(必ず六法を参照のこと)
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ○授業を受けていない者(小テスト非受験者)の単位取得率極めて悪し、授業への出席を励行すること
 ○授業には必ず「テキスト」と「六法」を持参すること
 ○授業中の私語は厳禁(他人に迷惑をかけないこと)/遅刻・途中退室は慎むこと
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 <「会社法A講義」オリエンテーション − 授業の目的・成績評価方法>
 共同事業(企業)の類型/これまでの「会社法体系」と会社法の成立
【第2回】
 会社の類型とその属性/法人性・営利性・社団性
 会社の権利能力
 会社法上の会社と特別法上の会社
【第3回】
 会社法総則/通則・商号・使用人・代理商・事業譲渡・登記
【第4回】
 会社の種類と属性/株式会社・特例有限会社・持分会社
 株式会社の特性と規律
【第5回】
 株式会社の設立(発起設立・募集設立)・定款の作成・社員の確定
【第6回】
 株式の意義と株主の権利/株券・株主名簿/単元株制度
【第7回】
 株式の内容と種類/株式譲渡の自由と譲渡制限株式
【第8回】
 自己株式・親会社株式の取得/株式の消却・併合・分割・無償割当て
【第9回】
 株式会社の機関と機関設計の多様性
【第10回】
 株主総会
【第11回】
 取締役・取締役会・代表取締役
【第12回】
 取締役の責任と株主代表訴訟
【第13回】
 会計参与・監査役・監査役会・会計監査人
【第14回】
 委員会設置会社
【第15回】
 「会社法A講義」のまとめ