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授業の内容(Course Description) |
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商法・会社法は私法の基本法である民法の特別法として、実社会における各種経済活動に密接に関係する法律であり、とりわけ、会社法を理解することが極めて重要である。 本授業では主要判例等の分析等を通じて「主要課題」についての研究を行うことにより、会社法制についての理解を深め、これから社会に羽ばたく学生諸君の法的思考力の向上に資することを目的とする。 「商法研究 II」では、会社法における内部統制システム、株式会社の計算および企業の組織再編に関する「主要課題」についての検討を行い、併せて、商法総論・商行為に関する主な論点についての検討をも行う。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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①「商法研究 II」授業の対象範囲全般に関する基本知識の保有 ② 取り上げられた課題に関する分析的理解力の保有
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成績評価方法(Grading Policy) |
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「主要課題」に関する研究報告内容、議論への参加状況および出席状況等を総合的に勘案して評価を行う。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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[テキスト] 別冊ジュリストNO.180 『会社法判例百選』有斐閣 ※ 検討対象とする判例(テキスト非掲載分)については必要に応じて適宜配布 [参考書] 法律学講座双書『会社法(第12版)』 神田秀樹著 [弘文堂] (または) 『株式会社法(第3版)』 江頭憲治朗著 [有斐閣]
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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参考書(指定以外のものでも可)を熟読し正確に理解すること (疑問が生じた場合には他の文献を参照のうえ理解しておくこと)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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○会社法を理解するには該当する法律条文を正確に読み自ら確認することを習慣づけること ○授業に出席して積極的に議論に参加することが法的思考力の醸成にとって極めて有用である。疑問や反論も大いに歓迎する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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「商法研究 II」授業で取り上げるテーマについて最初に総括的な解説を行い、次いで、取り上げた「主要課題(含む関連判例)」に関する担当院生による発表・報告に基づき全員討議を行う。 【第1回】 「商法研究 II」授業全体の進め方に関するガイダンス 【第2回】~【第4回】 会社法における「内部統制システム」についての概説および関連する「主要課題」の検討 【第5回】~【第8回】 株式会社の計算についての概説および関連する「主要課題」 【第9回】~【第12回】 企業の組織再編についての概説および関連する「主要課題」の検討 【第13回】・【第14回】 商法総論・商行為に関する主要論点の検討 【第15回】 「商法研究 II」授業の振り返り
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