Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
論理的思考演習B 若山 昇
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0687-10

1. 授業の内容(Course Description)
 現代の社会を生きるうえで物事を論理的に考えることは、必要不可欠である。この論理的思考(クリティカルシンキング)能力は、ロースクール(法科大学院)において重要視されており、その受験対策には不可欠な項目となっている。しかし、この論理的思考能力は、すぐに身につくものでもない。また、論理的な思考を充分に行なえる人は多くないのが現状である。授業では、論理的思考に必要な基本的事項を学ぶ。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 授業では、論理的に考える習慣と方法を身につけることを重視する。いかに情報を整理分析するのか、またいかにして考える習慣を身に付けるか等、論理的思考をいつでも充分に実践できることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 クラス貢献度(出席・発表・討論)、課題提出、レポートまたは試験を総合して評価する。
なお、試験を行なう場合は、教科書持込み可とし、試験問題の一部を前もって知らせる。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 必要に応じて、別途指示する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 学生は受講の効果を向上させるため、 授業で課される課題を学習することが必要となる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ロースクール(法科大学院)受験を検討している学生には、特に強く履修を勧める。
 専門知識は不要であるが、授業には積極的に参加すること。
 論理的に考えることの重要性を理解する。
 きちんと受講すれば、今後の人生において必ずプラスになる。
 論理的思考演習Aと共に履修することを強く希望する。
 なお、法曹コースでは、推奨選択科目となっている。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション、授業の方針、内容
【第2回】
 思考の落とし穴 基準と錯覚、世界地図の不思議
【第3回】
 思考の落とし穴 間違った情報
【第4回】
 思考の落とし穴 隠れた前提
【第5回】
 思考の落とし穴 論理の飛躍
【第6回】
 思考の落とし穴 ルールとケースのミスマッチ
【第7回】
 思考の落とし穴 軽率な一般化
【第8回】
 思考の落とし穴 不適切なサンプリング
【第9回】
 思考の落とし穴 因果関係 第3因子
【第10回】
 思考の落とし穴 因果の取り違え
【第11回】
 思考の落とし穴 最後の藁
【第12回】
 思考の落とし穴 手段と目的
【第13回】
 思考の落とし穴 予期せぬ副産物
【第14回】
 思考の落とし穴 直感によるミス
【第15回】
 総合問題