Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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行政法A 平谷 英明
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0720-01

1. 授業の内容(Course Description)
 近年、国際化の進展、家族、地域社会の変貌などの社会経済生活の変化に伴い、行政に要求される内容も複雑、多様化している。
 このため、行政の対象領域が拡大するとともに、そのシステムも民間の手法を行政に導入するNPM(New Public Management)などの新しい方法が採用されるなど大きく変化している。
 こうした情勢を踏まえ、実際に行政を行っている行政庁、行政機関について、国、地方自治体について説明するほか、行政機関の人的構成要素である公務員及び物的構成要素である公物について、その制度、特徴について説明する。
 さらに、民間委託、市場化テストなどNew Public Managementについて具体的に説明し、また、公務員をめぐる新しい管理システムについても説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 国及び自治体の行政機関、その人的構成要素としての公務員、物的構成要素としての公物などのシステムを理解できるようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 テストに出席、受講態度を加味して評価する。
 テストは、それぞれ3分の1程度の割合で、 True or False(本当か嘘か)問題、穴埋め問題、テーマについての記述問題とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:平谷 英明  著 『一番やさしい地方自治の本』 学陽書房
 参考文献:芝池 義一 著 『行政法読本(第二版)』 有斐閣
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 事前に、テキスト、参考文献を読んでおいてもらいたい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 新聞などの行政に関する記事や裁判記事について、目を通すように努めてもらいたい。
 質問は随時受け付けるので、積極的に質問してもらいたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 行政法のポイント
【第2回】
 行政主体、行政客体の話 行政庁と行政機関
【第3回】
 国の行政機関 国家行政組織法
【第4回】
 内閣法 各省設置法など
【第5回】
 地方自治法(自治体の位置づけ 議会など)
【第6回】
 地方自治法(国と自治体 住民と自治体など)
【第7回】
 公務員制度の特徴
【第8回】
 国家公務員法
【第9回】
 地方公務員法
【第10回】
 公務員をめぐる新しい動き
【第11回】
 公物とは 行政財産 公の施設
【第12回】
 PPP(Public Private Partnership) PFI(Private Finance Initiative)の話
【第13回】
 民間活力 ネーミング・ライツなど
【第14回】
 市場化テストなど
【第15回】
 まとめ