Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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財政学B 平谷 英明
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-0720-05

1. 授業の内容(Course Description)
 近年、国や地方自治体といった公経済のウェイトが大きくなり、公経済をコントロールする財政政策の良し悪しが国の発展や私たちの暮らしに直接影響するようになって来ている。
 そこで、国の財政と併せ、地方財政についても、その制度、国との関係などについて説明する。
 また、歳入の太宗を占める租税、公債、歳出の太宗を占める社会保障費、文教費、公共事業費、防衛費などについて説明する。
 最近、公債費の累増などにより財政政策の選択肢が少なくなっていることから、財政政策に代わって景気安定化に重要な役割を果たしている金融政策など他の政策についても説明する。
 次年度の予算政府原案が確定する時期なので、予算案を理解できるようにする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 歳出予算の主要項目の社会保障費、公共事業費、防衛費などについて理解できるようにする。
 また、最近累増している国債の発行を円滑にするための公債管理政策や近年ウェイトが増している地方財政についても理解できるようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 テストに出席・受講態度を加味して評価する。
 テストは、それぞれ3分の1程度の割合で、True or False(本当か嘘か)問題、穴埋め問題、テーマについての記述問題とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献:重森暁・鶴田廣巳・植田和弘編『Basic 現代財政学(第三版)』有斐閣ブックス
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 事前に、参考文献に目を通しておいてもらいたい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 日頃から新聞、雑誌などの財政、金融関連記事に目を通すように努めてもらいたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 租税制度、所得に対する課税
【第2回】
 消費に対する課税 資産に対する課税
【第3回】
 地方税の概要
【第4回】
 国債と地方債
【第5回】
 その他の歳入
【第6回】
 国債費、公債費
【第7回】
 社会保障費 年金
【第8回】
 社会保障費 医療 介護
【第9回】
 文教費 防衛費
【第10回】
 公共事業費 地方交付税
【第11回】
 地方財政制度
【第12回】
 持続可能な財政運営
【第13回】
 新年度予算案の研究
【第14回】
 新年度予算案の研究 
【第15回】
 まとめ