Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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危機管理論 I 島本 順光
2群  2単位
【二群】 11-1-1210-1749-01

1. 授業の内容(Course Description)
 「国家の危機」「財政の危機的状況」「地球温暖化による環境危機」等々、世の中で「危機」という言葉がたびたび叫ばれています。
 しかし学生諸君はそれらのことに対して関心を持ち、何らかの対応をとっているでしょうか?
 あまりにも多くの分野で頻繁に使われすぎて、かえって鈍感になっているのではないでしょうか。
 本稿では、最も身近な「自分自身の危機」「家庭・家族の危機」「地域の危機」「企業の危機」等について考えていくことにより、「世界」や「国家」へ視野を広げていきます。
 また、地方自治体や企業における危機管理等、実社会で通用する実践的な事項についても考えていきます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 危機管理は問題解決の手法である。「危機」「脅威」(問題)を分析し、どのようにそれに対応していくかについて具体的な方策をシミュレーションなどを通じて演練し、解決方策作成能力を付与する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席率を重視する。
 随時レポートの提出を求め評価する。
 合格点に達しないものに定時試験を課する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業中、適宜示す。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 「危機管理」とは問題解決の方法である。
 常に身近な問題も、意識しながら先を考える習慣を培ってほしい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 何事によらず、常に危機意識を持って行動し、社会に貢献できる「自分作り」を心がけるきっかけにしてもらいたいと思います。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 危機の種類と本質
【第3回】
 危機管理意識の分析
【第4回】
 危機管理手法:航空機設計における危機分析と具体的対応策等
【第5回】
 自分自身の危機管理
【第6回】
 家庭・家族の危機管理
【第7回】
 地域の危機管理
【第8回】
 企業・団体の危機管理 1
【第9回】
 企業・団体の危機管理 2
【第10回】
 IT時代の新たな危機
【第11回】
 わが国の危機管理体制 1
【第12回】
 危機管理シミュレーション 1
【第13回】
 わが国の危機管理体制 2
【第14回】
 危機管理シミュレーション 2
【第15回】
 まとめ