Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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刑法各論A 増田 隆
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-1781-04

1. 授業の内容(Course Description)
 「その犯罪が成立するためには、どのような要件を充足する必要があるのか?」、すなわち個別具体的な犯罪成立要件について、必要なときには他の法分野(とりわけ民事法)の概説も交えつつ、実際の裁判例を可能な限り多く紹介しながら、説明したいと思います。刑法各論は、総論ほど抽象的で難解なイメージはないと思いますので、向学心が強い他学部生の受講も歓迎します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 実際の裁判例を通じて、重要な犯罪の成立要件を理解してもらうことが第一目標です。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 筆記試験。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:高橋則夫『刑法各論』(成文堂・2011年5月公刊予定)
      西田典之ほか『判例刑法各論 第5版』(有斐閣・2009年)
      *教科書公刊が授業開始までに間に合わない場合には、プリント教材等で対応します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 教科書の該当箇所を通読してほしい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 知識の単なる丸暗記に終始することなく、「なぜ?」と自問する探求心を、刑法を素材に身につけてもらいたいと思います。授業に出席して学ぶことはもちろんのこと、他人と場所及び時間を共有していることを常時意識して、私語を慎む等各自自覚してください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 刑法各論とは何か?
【第2回】
 生命・身体に対する罪・遺棄罪
【第3回】
 自由に対する罪(1)
【第4回】
 自由に対する罪(2)
【第5回】
 名誉に対する罪
【第6回】
 財産犯総説・窃盗罪(1)
【第7回】
 窃盗罪(2)
【第8回】
 窃盗罪(3)・不動産侵奪罪
【第9回】
 強盗罪(1)
【第10回】
 強盗罪(2)
【第11回】
 詐欺罪(1)
【第12回】
 詐欺罪(2)
【第13回】
 詐欺罪(3)
【第14回】
 恐喝罪
【第15回】
 復習