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授業の内容(Course Description) |
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前期の「現代法学特講I」では、「国のしくみ」-「わけても「行政のしくみ」を学びましたが、後期の「現代法学特講J」では、行政を執行するのに不可欠な「予算・財政のしくみ」、そして実際に行政を担う「公務員に関する諸制度のしくみとその運用の実態」等について学んでゆきたいと思います。 併せて、目下の重要な政治課題の一つである「公務員制度改革」の動向についても注視したいと思います。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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行政を担う公務員に関する制度の概略を行政の組織・定員、予算・財政の諸制度と併せて理解すること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況・日常点(60%) 試験・レポート評価(40%) (出席状況は、カードリーダーで把握・確認するので、学生証を必ず携行して下さい。)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト、教科書は特に用いません。(「7.授業の計画」参照)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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受講する学生諸君には、インターネット上に授業概要を公開しますので、これを見て、適宜予習、復習に役立てて下さい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①行政、財政、公務員に関する新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などにおける報道、解説、その他の情報については、日頃から関心を持って接して下さい。
②「7.授業の計画」に記すように、レジュメの代わりにインターネット上に授業の概要を載せます。また、必要な連絡事項も同様の方法を採ります。
③したがって、パソコン(携帯からは不可)でインターネットにアクセスすることが嫌いな人は不満を感じるでしょう。あらかじめご承知おき下さい。
④前述のとおり、出席状況は、カードリーダーによって把握・確認するので、学生証は必ず携行して下さい。
⑤授業への意見、要望はいつでも受け付けますので遠慮なく聞かせて下さい。 なお、受講する学生諸君にはメールアドレスを公開しますので、意見、要望のほか、授業についてのリアクション・メールも大歓迎です。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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①授業はパワーポイントによって進める予定です(私にとって板書は非効率なので用いません)。
②授業のレジュメは印刷物としては配布できません。ただそれに替わるものとして、パワーポイントの原稿について、皆さんがインターネット上でアクセスできる方法を採ります。 ③それをそのまま全部プリントするのは大変ですから、皆さんは、興味のある部分のみをパソコン上で適宜編集して簡略版を作り、必要に応じてレジュメ、ノート、メモ代わりにプリントすればよいでしょう。 なお「6.学生への要望・その他」に記したとおり、携帯からはアクセスできないので注意して下さい。
④<授業で取り上げる主な項目> 授業は概ね次のような項目について、国の例を中心に進める予定ですが、皆さんの興味・関心等の度合、その時々の政治、行政をめぐるできごとなどによって、変更することがあり得ることをあらかじめお含みおき下さい。
a.予算・財政のしくみ(主な関係法律:憲法、財政法、会計法、補助金等に関する予算の執行の適正化に関する法律、地方財政法、地方交付税法、地方財政再建促進特別措置法etc.)
b.公務員制度のしくみとその運用実態 「公務員とは」「中央人事行政機関」「任用制度」「給与制度」「服務制度」「倫理制度」「分限・懲戒制度」「勤務時間制度」「休暇制度」「人事評価制度」「研修制度」「福利厚生・健康・安全制度」「災害補償制度」「職員団体制度」「不服審査制度」「苦情処理制度」「退職手当制度」「共済・年金制度」etc. (主な関係法律:憲法、国家公務員法、地方公務員法、一般職の職員の給与に関する法律、一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律、国家公務員の育児休業等に関する法律、国家公務員災害補償法、国際機関等に派遣される一般職の国家公務員の処遇等に関する法律、国と民間企業との間の人事交流に関する法律、国家公務員倫理法、国家公務員退職手当法、国家公務員共済組合法、国家公務員宿舎法、国家公務員等の旅費に関する法律、国家公務員制度改革基本法etc.)
(注)以上「a.b.」のほか、行・財政、公務員等に関するその時々における注目すべき出来事をトピックスとして取り上げる予定です。
これらの項目について、皆さんの関心度、理解度等を勘案しながら進めてゆきたいと思います。
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