Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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日本語コミュニケーション II 坂梨 隆三
必修  2単位
【日本文化】 11-1-1310-0240-02

1. 授業の内容(Course Description)
 前期では、コミュニケーションにおいて大切な敬語についていろいろな方面から見ていった。この科目は教職科目(国語)の一つともなっているので、国語教員として知っておくべき現代の日本語の音韻・文法・文章・語彙・文字・方言などについても述べる。そうしてまた、日本語の歴史についてもその要点についてふれていく。
 日常の言語に関するさまざまな話題を取りあげ、そのような具体例から、言語一般に通底することどもについて考えていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 たとえば小学校の教壇に立ったとき、生徒に次のような質問をされたとする。「大きい」は「おおきい」と書きますが、なぜ「おうきい」ではいけないのですか。「王様」は「おうさま」と書いて、なぜ、「おおさま」ではいけないのですか。これに、ちゃんと答えられるでしょうか。そのようなことなどについても考えていく。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 小テスト(70点)
 出席(30点)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『私たちと敬語』(新「ことば」シリーズ21)(国立国語研究所 ¥476)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎日の新聞に目を通すこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 (電子)辞書を持参して下さい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 知っている人、または、知らない人とのコミュニケーション
【第2回】
 自由な話し方、形式張った話し方
【第3回】
 自由な書き方、形式のある書き方
【第4回】
 広告・コピーのことば
【第5回】
 男性のコミュニケーション、女性のコミュニケーション
【第6回】
 家庭内でのことば
【第7回】
 位相による言葉のちがい
【第8回】
 共通語、方言のコミュニケーション
【第9回】
 数々の賞を受賞したDVD『全国アホ・バカ分布図』を見て、感想文を書く。
【第10回】
 ことばの差別
【第11回】
 敬語とため口
【第12回】
 口語文と文語文
【第13回】
 これからのコミュニケーション
【第14回】
 年賀状について、小テスト
【第15回】
 小テストの講評と今期のまとめ