Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本文化研究(映画) II 筒井 清忠
選択  2単位
【日本文化】 11-1-1310-0364-10

1. 授業の内容(Course Description)
 もののあわれ・義理・人情など日本文化の特質と言われているものがどのようにして形成され今日に至っているのかを映画を通して明らかにすることがこの講義の目的です。またそうした映画作品の原作となった文学作品についても検討していきたいと思っています。とにかくできるだけ多くの映画を見てもらいます。そして多くの人に見られた=日本人の気持ちを一番良く表した映画の基底にあるものを明らかにしていきたいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日本映画を通して日本人の特質を把握する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回のレポートによる評価。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 筒井清忠『時代劇映画の思想』ウエッジ文庫、2008年。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 出来るだけ多くの日本映画と文学を鑑賞してください
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業への積極的参加を望みます。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業方針の説明
【第2回】
 子母澤寛の世界1『新選組始末記』
【第3回】
 子母澤寛の世界2 『父子鷹』
【第4回】
 子母澤寛の世界3 『紋三郎の秀』
【第5回】
 中里介山の世界1 『大菩薩峠』
【第6回】
 中里介山の世界2 『大菩薩峠2』
【第7回】
 柴田錬三郎の世界『斬る』
【第8回】
 五味康祐の世界1『薄桜記』 
【第9回】
 五味康祐の世界2 『秘剣』
【第10回】
 吉川英治の世界 『鳴門秘帖』
【第11回】
 村上元三の世界 『加賀騒動』
【第12回】
 今東光の世界 『お吟さま』
【第13回】
 火野葦平の世界 『花と龍』
【第14回】
 尾崎士郎の世界 『人生劇場』
【第15回】
 まとめ