Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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日本文化研究(近代思想) II 森田 吉彦
選択  2単位
【日本文化】 11-1-1310-1609-08

1. 授業の内容(Course Description)
 幕末の思想家・兵学者・志士であり、松下村塾で高杉晋作や伊藤博文など俊傑たちを育てた教育者としても知られる吉田松陰の、思想の展開と実践を軸に、日本における近代思想の問題について考察したい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 日本の近代思想の前提及び根本問題について、基本的な理解を身につける。十九世紀の日本人の知的・精神的世界が理解できるようになる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末の試験による。さらに、平常点をボーナス加点する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:開講時に指示する。
 参考文献:海原 徹『吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に』(ミネルヴァ書房)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキスト、参考文献をよく読んで予習・復習すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
  I と II とで内容が繋がっているので、両方を続けて受講して欲しい。やむをえず片方だけ受講する場合は、参考文献をよく読んで補習すること。また、今年度も基本文献研究Fで松陰の著作を講読するので、関心のある人は併せて履修して欲しい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 履修案内
【第2回】
 春期の復習
【第3回】
 思想の蓄積と展開
【第4回】
 中華思想との対峙
【第5回】
 中華思想との対峙②
【第6回】
 国体論
【第7回】
 国体論②
【第8回】
 松下村塾での教育と草莽崛起の思想
【第9回】
 松下村塾での教育と草莽崛起の思想②
【第10回】
 開化攘夷と『孫子』読解
【第11回】
 開化攘夷と『孫子』読解②
【第12回】
 刑死
【第13回】
 遺言
【第14回】
 その生涯をどう捉えるか
【第15回】
 まとめと期末試験