Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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現代法学特講B 熊丸 光男
選択  2単位
【法律】 11-1-1330-0191-04

1. 授業の内容(Course Description)
 少年犯罪や少年問題についてさまざまな角度から採りあげられ、対応策も討議されている。2001年の「厳罰化」と評される少年法改正は、少年問題・少年犯罪への対応のひとつの帰結でもあり、また始まりでもあった。
 本講義では、少年非行、とりわけ少年犯罪の発生状況と加害少年の処遇状況を正確に把握することを主たる目的とする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 少年司法制度の基本的理解
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 試験と課題提出による評価(試験70%、課題提出30%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 指定文献:藤原正範『少年事件に取り組む』岩波新書
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指定文献の該当箇所を、事前にきちんと読んでおくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 少年犯罪報道を読み解く眼を養うことを講義目標としているので、きちんと出席し、理解し、考えましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 ある少年犯罪事件 ─ 少年法入門
【第3回】
 少年非行とは何か ─ 犯罪行為、触法行為、ぐ犯
【第4回】
 犯罪少年はどう扱われるか ─
 (1)保護処分と刑事処分
【第5回】
 犯罪少年はどう扱われるか ─
 (2)改正少年法
【第6回】
 少年犯罪の現在 ─
 「少年犯罪は悪化していない」か?
【第7回】
 課題
【第8回】
 事例研究 ─(1)
【第9回】
 事例研究 ─(2)
【第10回】
 事例研究 ─(3)
【第11回】
 事例研究 ―(4)
【第12回】
 事例研究 ─(5)
【第13回】
 犯罪少年の報道について─
 少年法第61条
【第14回】
 少年犯罪にどう対応するか ─
 少年司法の課題
【第15回】
 課題とまとめ