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授業の内容(Course Description) |
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本演習では、次の3テーマの中から 各自 一ないし二を選び、研究する。一年を通じて、「授業」という教師にとって最大の仕事について、深く考えていきたい。 そのため、必ず、通年での履修を求める。 ①注目すべき実践・教師 … 日本の教師たちがこれまで生み出してきた諸実践をとりあげ、さまざまな角度から光をあてる。対象とする「実践」は、これまでの講義等を通じて視野に入ったもの、関心を持ったもの、の中から選ぶ。 ②心に残る教師・授業 … これまで受けてきた学校教育で「心に残っている教師」に、聞き取り調査などによって迫る。 ③テーマを選んでの教材研究と授業創り … 持続的なこだわりと「学び」によって授業(あるいは「授業書」)を創る。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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1.「授業実践」や「教師」について、より深く洞察することができるようにする。 2.持続的なこだわりを持ちつつすすめる「教材研究・授業創り」の必要性を理解し、自ら出来るようにする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への参加状況、研究・発表への取り組み・意欲など(以上40%)と、発表内容、発表のまとめ、レポート(以上60%)とを、総合して評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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稲垣 忠彦『教師のライフコース 昭和史を教師として生きて』(東大出版会、1988年)、山崎 準二『教師のライフコース研究』(創風社、2002年)は、図書館の指定図書コーナーに置かれている。(貸出し可) また『日本の教師』全24巻(ぎょうせい)も、同コーナーにある。対象とする「実践」を選ぶ際に参考にしてほしい。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業時間外で各自が進める研究がメインとなる。特に夏期休業中には充分な時間をかけて研究を進めてほしい。 (通年での履修を求めているのはそのためである)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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主体的な取り組み、参加を期待する。自らの研究を精力的に進めることはもちろん、他の演習参加者の「研究」にも関心をもち積極的に関わっていくことを期待する。 (教育実習、介護等体験などでの欠席はやむを得ないが、欠席分を何らかの形で補えるような参加の仕方を工夫すること)
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション … 主旨の説明、メンバーの確定・自己紹介など 【第2回】~【第6回】 ・研究テーマの提示 … 研究テーマの選定 ・これまでの演習でとりあげられた実践・教師の紹介 ・聞き取り調査などによる研究の紹介 ・教材研究・授業創りの参考となる、実践記録(VTR他)の紹介 など ・この間、各々 研究テーマを決め、それぞれ研究をはじめる。 ・研究対象の選定、アプローチの仕方などについて、適宜報告をもとめつつ、方向づけをしていく。 【第7回】~【第12回】 ・各自の研究について 中間報告・発表及び討議 <発表用レジュメの準備、発表/コメント> 【第13回】・【第14回】 ・全ての発表を振り返って ・中間レポートについて指示する。(テーマの変更・再選定が必要な場合は要相談) 【第15回】 ・今後の研究計画をそれぞれ報告(夏期休業中に進める研究) ・後期における発表の準備について指示する
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