| １． |
授業の内容（Course Description） |
|
この「国語科教育法Ⅲ」では、「国語科教育法Ⅱ」を踏まえ、中学校・高等学校国語科の目標や内容等の理解を深め、具体的な事例・教材による教材研究や学習指導案の作成、模擬授業等により、中学校・高等学校国語科の指導に必要な技術をより一層高めるよう、研究を進めていくものとする。
具体的な内容としては、主に以下のことを予定している。
①中学校、高等学校国語科教育に関する課題を整理する。
②課題についてグループ討論を行う。
③授業の事例を研究し、授業構成の工夫をする。
④単元及び本時の学習指導案を作成し、それに基づいた模擬授業を行う。
⑤相互評価により、授業の改善を工夫・検討する。
|
| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
|
「国語科教育法Ⅱ」を踏まえ、中学校・高等学校国語科の目標や内容等を再確認し、更に教材研究、学習指導案の作成、模擬授業等を通して、国語科教師としての自覚と意欲を高め、指導技術のより一層の向上を図る。
|
| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
|
課題論文、小論文、指導案等の提出物 40%
模擬授業、意見発表等 30%
調査・研究、授業参加への意欲 30%
|
| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
|
・『中学校学習指導要領解説 国語編（平成20年 9月）文部科学省』（テキストとして使用）
・『高等学校学習指導要領解説国語編（平成21年12月）文部科学省』（テキストとして使用）
・『中学校高等学校 国語科指導法』（益地憲一編著）（参考）
・資料、教材プリント等
|
| ５． |
授業時間外の学習《準備学習》（Assignments） |
|
・教育情報の収集
・教材研究及び学習指導案作成のための調査・研究、資料収集
・模擬授業の準備等
|
| ６． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
|
・中学校・高等学校国語科教員免許取得希望者の受講とする。
・授業には必ず出席し、教育に関する課題意識をもって、真剣に、意欲的に受講すること。
・課題論文、学習指導案、資料等の提出物は、提出期限を必ず守ること。
|
| ７． |
授業の計画（Course Syllabus) |
|
【第１回】
○「国語科教育法Ⅲ」のオリエンテーション
・国語科教育の課題再確認
・意識調査（教師への心構え）
【第２回】
○学習指導要領と国語科教育
・来年度からの全面実施に向けて
・課題整理
【第３回】
○国語科教育の課題と対策について①
・課題分析と話し合い活動
・グループ討議と研究協議
【第４回】
○国語科教育の課題と対策について②
・課題分析と話し合い活動
・グループ討議と研究協議
【第５回】
○事例研究と教材研究
・説明的な文章の読解指導
・課題論文①
【第６回】
○事例研究と教材研究
・文学的な文章の読解指導
・教材の選択、検討
【第７回】
○単元の学習指導案作成
・文学的な文章の指導法
・グループによる検討・協議
【第８回】
○単元の学習指導案作成
・説明的な文章の指導法
・グループによる検討・協議
【第９回】
○本時の学習指導案作成
・文学的な文章と説明的な文章の指導法
・グループによる検討・協議
【第10回】
○模擬授業実施に向けて
・グループによる検討・協議
・本時の流れの工夫、改善
・課題論文②
【第11回】
○模擬授業の実施①
・グループ代表による模擬授業の実施と相互評価
・学習指導案の修正と授業の改善
【第12回】
○模擬授業の実施②
・グループ代表による模擬授業の実施と相互評価
・学習指導案の修正と授業の改善
【第13回】
○模擬授業の実施③
・グループ代表による模擬授業の実施と相互評価
・学習指導案の修正と授業の改善
【第14回】
○模擬授業の実施④
・グループ代表による模擬授業の実施と相互評価
・学習指導案の修正と授業の改善
【第15回】
○「国語科教育法Ⅲ」のまとめ
・指導と評価の一体化
・課題論文③
・自己評価
|
