Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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国語科教育法 IV 鈴木 博子
教職  2単位
【教職】 11-1-1330-0729-05

1. 授業の内容(Course Description)
 この「国語科教育法Ⅳ」では、「国語科教育法」のまとめとして、中学校・高等学校国語科の目標や内容等の理解を確実にするとともに、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の学習指導構想や模擬授業、評価等、国語科全般の実践過程を確認することで実践的指導力を高めるよう、研究を深めていくものとする。
 4年次の教育実習を念頭に置きながら、教職に就くために必要な文章表現力や人間関係を豊かにするコミュニケーション力等をより一層高めていくことを目指している。
 具体的な内容としては、主に以下のことを予定している。
  ①各領域の教材研究に力を入れる。
  ②単元及び本時の学習指導案を作成し、授業の構成の工夫をする。
  ③実践事例の研究をし、指導の流れの修正、検討を重ねる。
  ④授業実践を重視し、受講生全員が模擬授業を行う。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「国語科教育法Ⅲ」を踏まえ、中学校・高等学校国語科教育の目標や内容等の理解をより確かなものにするとともに、話し合い活動や教材研究、学習指導案の作成、模擬授業等により、国語科教師としての指導力をより一層高める。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 課題論文、小論文、指導案等の提出物  40%
 模擬授業、意見発表、話し合い活動等  30%
 調査・研究、授業参加への意欲     30%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・『中学校学習指導要領解説 国語編(平成20年 9月)文部科学省』(テキストとして使用)
 ・『高等学校学習指導要領解説国語編(平成22年 6月)文部科学省』(テキストとして使用)
 ・『中学校高等学校 国語科指導法』(益地憲一編著)(参考)
 ・資料、教材プリント等
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・教育情報の収集、教育課題の検討
 ・教材研究及び学習指導案作成のための調査・研究、資料の収集
 ・模擬授業の準備等
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・中学校・高等学校国語科教員免許取得希望者の受講とする。
 ・授業には必ず出席し、教育に関する課題意識を持って、真剣に、意欲的に受講すること。
 ・課題論文、学習指導案、資料等の提出物は、提出期限を必ず守ること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ○「国語科教育法Ⅳ」のオリエンテーション
  ・新学習指導要領と国語科教育
  ・小・中・高の連携等 ・意識調査   
【第2回】
 ○国語科教育の課題と対策①
  ・課題分析と意見発表
  ・グループ討議
【第3回】
 ○国語科教育の課題と対策②
  ・課題分析と意見発表
  ・グループ討議
【第4回】
 ○授業研究
  ・「読むこと」の指導事例と教材研究
  ・教材の検討
【第5回】
 ○授業研究
  ・「書くこと」の指導事例と教材研究
  ・教材の検討 ・課題論文①
【第6回】
 ○授業研究
  ・古典教材の指導事例と教材研究
  ・教材の検討
【第7回】
 ○授業研究
  ・「言語の特徴やきまりに関する事項」の指導事例と教材研究
  ・教材の検討
【第8回】
 ○単元の学習指導案作成
  ・教材の検討、選択
  ・模擬授業の準備
【第9回】
 ○本時の学習指導案作成
  ・指導の流れの工夫、検討
  ・模擬授業の準備
【第10回】
 ○模擬授業の実施①
  ・相互評価と授業改善
  ・学習指導案の修正、確認 ・課題論文②
【第11回】
 ○模擬授業の実施②
  ・相互評価と授業改善
  ・学習指導案の修正、確認
【第12回】
 ○模擬授業の実施③
  ・相互評価と授業改善
  ・学習指導案の修正、確認
【第13回】
 ○模擬授業の実施④
  ・相互評価と授業改善
  ・学習指導案の修正、確認
【第14回】
 ○模擬授業の実施⑤
  ・相互評価と授業改善
  ・学習指導案の修正、確認
【第15回】
 ○求められる教師の資質と心構え
  ・課題論文③
  ・自己評価