Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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障害児教育指導A 吉田 昌義
選択  2単位
【教育】 11-1-1330-1616-02

1. 授業の内容(Course Description)
 【選択科目】【特別支援教育に関する科目・特別支援教育領域に関する科目・心身に障害のある幼児児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目】
養護学校教育の義務制の実施以降、障害のある児童生徒、さらにいくつかの障害を併せ有する(重複障害)児童生徒が、学校教育を受けている。また、近年、学習障害(LD)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症など、新たに障害のある子どもの教育について特別支援教育が進められつつある。
 障害のある児童生徒を理解することは、容易ではないが、理解することから、具体的な教育が始まるのである。一方、障害のある子どもは、教育とは何か、あるいは、人生の在り方などに関して基本的な重要な問題を投げかけてくる。
 本講では、知的障害児を中心に、障害の理解、指導内容、指導方法などを具体的な指導事例をもとに講義・学校見学・実習をする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 知的障害児を中心として、障害の理解、指導内容、指導方法などを具体的な指導事例をもとに理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 レポート30%・試験等70%(期末及び随時)により総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
テキスト:
 ・『特別支援学校学習指導要領(平成21年3月)』文部科学省
 ・『特別支援学校学習指導要領解説総則等編 幼稚部・小学部・中学部』文部科学省
 ・『特別支援学校学習指導要領解説総則等編 高等部』文部科学省
 ・『特別支援学校学習指導要領解説自立活動編 幼稚部・小学部・中学部・高等部』文部科学省
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 1 授業の内容について復習を行い、疑問点を調べる。
 2 レポート課題等は、期日を守って作成・提出する。
 3 児童が書き写しても良い楷書を心掛ける。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 障害のある幼児児童生徒、障害者に関するテレビ番組、新聞記事に関心をもってほしい。
 第1回目の授業において、授業の進め方、資料収集の方法、参考文献、評価等について説明する。
 宿題・遅刻・授業中の態度等については、自ら留意すること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 「特別支援学校の学習指導要領について」(講義)
【第2回】
 「特別支援学校の教育課程について」(講義)
  特別支援学校(知的障害)の教育課程の特色
【第3回】
 「領域・教科を合わせた指導について」
(講義)
  生活単元学習、日常生活の指導、作業学習
【第4回】・【第5回】
 「特別支援学校(知的障害)の週日課表(時間割)について」
  資料収集と意見交換
  第5回 レポート提出
【第6回】
 「特別支援学校(知的障害)の授業参観」
  レポート提出
【第7回】
 「個別の指導計画について」(講義)
【第8回】
 「教科別の指導について」
【第9回】
 「教科書について」
  教科書について感想をまとめる―国語、算数・数学、音楽― レポート提出
【第10回】
 「教科書について」
  教科書の教材をもとに、教材・教具を考える
【第11回】
 「自立活動について」(講義)
【第12回】
 「交流教育について(交流及び共同学習)」
  資料をもとに意見交換
【第13回】
 「特別支援教育の動向について」(講義)
【第14回】
 「今日的課題について」(講義)
  レポート提出
【第15回】
 まとめ