Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会科・地理歴史科教育法 II 海老沼 宏始
教職  2単位
【教職】 11-1-1330-1773-01

1. 授業の内容(Course Description)
 高等学校学習指導要領の歴史的分野を中心に取り上げ、社会科・地理歴史科の教育目標が達成できる授業実践のための様々な技能を身につける。授業研究の在り方や指導方法など具体的な事例に基づき検証し、受講生自らの発想のもとで授業を構築する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 学習指導要領(総則・世界史・日本史・地理)と教科書との連関を具体的・実践的に理解し、年間学習指導計画に沿って「生徒主体の学習方法」や「学習指導案づくり」を修得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 社会科・地理歴史科教師として望ましい知識や技能の修得意欲を観点に評価する。講義への出席、報告・レポート、テストのいずれも80%以上到達した中で、総合的に評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『高等学校学習指導要領-地理歴史編-』文部科学省(テキスト、受講者は必ず購入しておく)
 なお、参考文献は必要に応じ講義の中で紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 生徒に「調べさせる」「考察させる」などの行為は、教師として予め何度も実体験し、その課題を整理しておくことが不可欠です。配布プリントを充分咀嚼し主体的に学習して次回の講義に備えてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 社会科・地理歴史科教師を目指す受講者は、社会の動きを注意深く見聞きし、考察し、常に教材化していく積極的・主体的な姿勢が必要である。授業方法も従前の講義方式から脱却し、社会事象について考察し表現する能力を身につけることが重視されている。講義を活用し研鑽を積む意欲的な受講生を歓迎する。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
  講義の進め方、歴史の見方など
【第2回】
 学習指導要領を確認する①
  学習指導要領の変遷など
【第3回】
 学習指導要領を確認する②
  教科書記述と歴史教育など
【第4回】
 歴史学習の切り口①
  地形図の活用など
【第5回】
 歴史学習の切り口②
  郷土資料の活用など
【第6回】
 歴史学習の切り口③
  モノから見た世界史など
【第7回】
 「新聞づくり」に挑戦①
  新学習指導要領に対応して
【第8回】
 「テーマ学習」に挑戦②
  新学習指導要領に対応して
【第9回】
 年間学習指導計画と授業
  授業と評価など
【第10回】
 授業の実践例①
  ビデオ視聴など
【第11回】
 授業の実践例②
  授業と板書など
【第12回】・【第13回】
 学習指導案づくり①②
  「学習指導案」の提出
【第14回】
 学習指導案の検討
  模擬授業など
【第15回】
 まとめ
  テスト(50分・講義時間内で行う)