Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会科・公民科教育法 II 佐藤 高樹
教職  2単位
【教職】 11-1-1330-1849-05

1. 授業の内容(Course Description)
 (※本授業は、教育職員免許法施行規則に定める「教職に関する科目」-「教育課程及び指導法に関する科目」である。)
 本授業では、同「教育法Ⅰ」で学生自らが作成した学習指導案のさらなる検討、そして、学生同士による模擬授業と省察、相互の検討・評価を中心として授業を行う。また、1970年代以降、社会科教育研究・公民科教育研究の領域では、南北問題、環境問題、市民性(シティズン・シップ)など、既存の教科内容の枠組みを越える、多彩な実践研究が蓄積されている。そこで、それら新しい動向についても取り上げ、学習していく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・自ら作成した学習指導案に基づき、授業ができる。
 ・主体的に教材研究を行うことができる(図書館の活用、資料の収集・構成ができる)。
 ・具体的授業場面に即した指導法について理解を深めるとともに、実践の省察を行うことができる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学習指導(細)案、模擬授業とリフレクション・シートの提出、授業への参加状況(批評記録の提出状況等)、試験の成績に基づいて総合的に判断する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 [教育法Ⅰから継続]
 ・文部科学省『中学校学習指導要領解説(社会編)』
 ・文部科学省『高等学校学習指導要領解説(公民編)』
 ・中学校社会科教科書(公民)、高等学校公民科教科書
  (※詳細は、授業において詳しく指示する。)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
[教育法Ⅰから継続]
 ①授業で配布した「課題図書リスト」をもとに、教科内容や教材、授業理論に関する知識を学び続けること。
 ②模擬授業を行うにあたり、受講生仲間とともに議論・情報交換、必要な準備等を前もって行うこと。
 ③模擬授業の導入(「つかみ」)や展開(「ヤマ場」)に必要なオリジナルのネタ・情報を、たえず収集しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ①「社会科・公民科教育法Ⅰ」から継続して受講することを受講条件とする。
 ②理由なく欠席した学生は、その時点で本授業を受ける資格を失うので注意すること(諸事情で出席できない場合は、前もって教員に連絡すること。研究室:9号館2階研97)。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業の進め方・課題提出方法について、グループ編成
【第2回】
 学習指導案の検討・発表(1) ―中学社会―
【第3回】
 学習指導案の検討・発表(2) ―高校公民―
【第4回】
 すぐれた学習指導案とその要件
【第5回】
 授業づくりの視点(1)―資料提示、導入方法―
【第6回】
 授業づくりの視点(2) ―単元設定、教材研究―
【第7回】
 授業づくりの視点(3) ―発問・指示・説明の方法―
【第8回】
 現代の諸問題を学ぶ単元開発 ―開発教育、ESD―
【第9回】
 模擬授業(1) ―中学社会(地理、歴史)―
【第10回】
 模擬授業(2) ―中学社会(公民)―
【第11回】
 模擬授業(3) ―中学社会(公民)―
【第12回】
 模擬授業(4) ―高校公民(現代社会)―
【第13回】
 模擬授業(5) ―高校公民(倫理、政治経済)―
【第14回】
 模擬授業(6) ―事後検討、相互評価―
【第15回】
 授業全体(教育法Ⅰ含む)のまとめ・評価
(※受講者の人数に応じて、模擬授業の回数に変更を行うことがある。)