Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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教科指導法(算数) 清水 静海
選択  2単位
【教育】 11-1-1330-1851-03

1. 授業の内容(Course Description)
 平成20年度告示の小・中の学習指導要領では、算数・数学科において、大きな転換がなされている。これからの算数・数学教育の方向について概括し、小学校算数科の目標、内容、方法について中学校数学への接続に配慮しつつ講義し、小学校算数科の授業を計画し実施できるための素養を身につける。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 算数科の学習指導を行う上での基礎的な素養を身につける。具体的には以下の通り。
  ① 数と計算、量と測定、図形、数量関係で取り上げる内容の系統を理解している。
  ② 教科目標の趣旨を理解し、単元の指導計画の作成や学習指導案の作成で目標を的確に設定できること。
  ③ 算数的活動の意義を理解し、学習指導で適切に組織できること。
  ④ 算数科の学習指導における学習評価の基本を理解し、その計画を作成できること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中の小レポート(簡単な問題の解決)、レポート(数回)、試験を総合して評価する。おおむね、小レポート30%、レポート30%、試験40%で評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『小学校学習指導要領解説算数編』(文部科学省、2008)。『小学校新算数科の考え方と授業展開』(文渓堂、清水静海編著、2010)。その他の参考文献は適宜紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 関連する文献を精読すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 次のことに関心を持ち、積極的にかかわることのできる学生を歓迎する。①子どもたちの算数の主体的な学びを導くこと、②算数の授業を構想し、実施し、改善・評価すること
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション、「算数」小史
【第2回】
 平成20年改訂小学校学習指導要領の特色とこれからの算数教育
【第3回】
 学習指導要領における算数科の目標及び内容の構成原理
【第4回】
 数と計算の内容の系統
【第5回】
 量と測定及び図形の内容の系統
【第6回】
 数量関係の内容の系統
【第7回】
 算数科の学習指導案とその作成
【第8回】
 算数科の授業のエピソード1
【第9回】
 算数科の授業のエピソード2
【第10回】
 模擬授業とその検討1
【第11回】
 模擬授業とその検討2
【第12回】
 模擬授業とその検討3
【第13回】
 模擬授業とその検討4
【第14回】
 算数科の学習指導と学習評価
【第15回】
 まとめとテスト