Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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教育学演習B 梅澤 秋久
選択  2単位
【教育】 11-1-1330-1898-02

1. 授業の内容(Course Description)
 知識基盤社会における教育の在り方を、特に小学校における教科等学習指導に焦点をしぼって探究していく(教科の選定は履修学生の自由)。社会的要請と保護者、学習者の要望を踏襲した學びの在り方を小グループで調査、発表し、全体での対話を通して深め合っていく。
 また、教育実習や短期ボランティアだけでは感じ得ない教育現場の事象について紹介し、価値観が多様化してきている児童、保護者との対応、同僚との協働について論究していく。
 授業実践と教育的事象を学術的視点から分析し、より良い授業者(内省的実践者)、より良い「教師」としての基礎を身につけることを目的とする。
 特に後期では、教育現場に起こる様々な事象について論究する同時に、前期で学んだ学力観・評価観・学習観・指導観に準じた「学び」の在り方を研究していく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・家庭訪問や保護者面談等、保護者対応の方法を知り、より良い教師-保護者コミュニケーションの在り方を考察できる。
 ・学級・学年通信、会計報告、公文書等作成方法を知り、事務仕事の効率化を図れるようにする。
 ・学校行事、児童・生徒会行事による特色ある学校づくりについて考察できる。
 ・授業改善方法について学び、より良い学習指導の在り方について考察できる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・授業参加態度(協力的態度、意欲・関心)…45%
 ・プレゼンテーション、模擬授業…35%
 ・総括的レポート…20%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・授業内で紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 各テーマにおいて協同学習を行うため、同学の士と学びを深め、プレゼンテーションや模擬授業の準備を行う必要がある。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 学ぶことは、文化的実践への能動的参加である。そのため、授業に当然の如く出席し、同学の士と主体的に授業内容について語り合えるようにすること。
 本教育学演習は、教育現場において現実に起こっている事象を学術的に紐解いていく。それゆえ、主体的且つ継続的に学校現場でのボランティア等に参加をしてほしい。学問的研究と職人的修練を連動できる、すなわち理論と実践の往還が行える教師を目指し、研鑽を積んでほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 後期オリエンテーション
【第2回】
 「教師-保護者-地域コミュニケーション」の在り方
【第3回】
 「学校文書」について①
 -学級通信の意義-
【第4回】
 「学校文書」について②
 -会計報告の効率化「表計算ソフトの活用」-
【第5回】
 特色ある学校づくりに向けて
 -学校行事の在り方-
【第6回】
 授業改善の方法、授業づくりの視点
【第7回】
 コンピテンスを高める授業提案①
 PISA型読解力
【第8回】
 コンピテンスを高める授業提案②
 コミュニケーション「ヒト」を主として
【第9回】
 コンピテンスを高める授業提案③
 コミュニケーション「モノ」を主として
【第10回】
 コンピテンスを高める授業提案④
 テキストと学習者同士のつながり
【第11回】
 コンピテンスを高める授業提案⑤
 playとlearningの融合
【第12回】
 コンピテンスを高める授業提案⑥
 習得と探究の連動
【第13回】
 コンピテンスを高める授業提案⑦
 創造
【第14回】
 コンピテンスを高める授業提案⑧
 「きょうどう」
【第15回】
 後期総括的評価