Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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教育情報演習 I 大多和 直樹
選択  2単位
【教育】 11-1-1330-1956-03

1. 授業の内容(Course Description)
 教育現象を調査研究するためのデータ収集・加工・分析法を学ぶ。データ処理のさまざまな場面でコンピュータを利用するが、研究にとって意味のあるデータを収集・分析するためには、コンピュータの利用とは別の技術が必要となる。
 この授業では、方法論の一環として、データ収集・加工・分析のやり方を一通り体験することを目的とする。調査法の基礎を理論的に学習し、それをもとにグループワークを行う。
 データ収集のすべての過程を学ぶために、教育情報演習Ⅱとセットで受講することが望ましい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・社会調査(主に数量的方法)のプロセスを知る
 ・問い・仮説の重要性の理解
 ・仮説を自ら設定し練り上げる
 ・適切なワーディングで質問紙を作る
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点:参加状況、グループワークへの参加 50%
 レポート: 50%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 <テキスト>
  高根正昭 『創造の方法学』 講談社 1979
 <参考文献>
  盛山和夫『社会調査法入門』 有斐閣 2004
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 グループワークでは、仮説や質問項目など毎回レジュメを作成し、それをもとに議論をしていく。
 課外学習が多い授業となる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 最初から最後まで通して参加できる学生に限る。
 担当者は時間までにレジュメをコピーし、時間になったらすぐに始められるようにすること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
<理論学習>
【第2回】
 社会調査:知的創造のためのデータ収集法
【第3回】
 問いから仮説へ
【第4回】
 仮説を検証するためのデータ収集:質問紙づくりの作法
【第5回】
 データ分析に触れる:クロス分析
【第6回】
 アウトプット=実証的論文の書き方
<グループワーク>
【第7回】
 ブレインストーミング:調査テーマの設定
【第8回】
 問いの設定
【第9回】
 仮説を練る 1
【第10回】
 仮説を練る 2
【第11回】
 仮説を練る 3
【第12回】
 ワーディング(理論学習)
【第13回】
 質問項目を作る 1
【第14回】
 質問項目を作る 2
【第15回】
 まとめ