Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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考古学概説 I 阿部 朝衛
必修  2単位
【史】 11-1-1340-0014-03

1. 授業の内容(Course Description)
 日本列島の文化は旧石器時代から始まる。先史時代は無文字社会であるので、文化を研究するにあたり土器や石器などの遺物、住居や墓穴などの遺構が中心的な史料となる。歴史時代でも遺構・遺物は大切な史料である。阿部担当の考古学概説 I・II では、旧石器時代から7世紀ころまでの経済・社会活動を遺跡・遺物の検討から概説する。日本列島の文化は多様性をもつと同時に独自性をもつ。その背景も追求していきたい。
 春期の I では考古学の目的・方法、旧石器時代の概説を行う。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 考古学の基礎的方法を理解し、旧石器時代の人類と文化の概要を知る。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト・出席状況によって評価する。テストの課題は講義内容にそったものである。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書は用いないが、以下の参考書をあげておく。
 参考書:鈴木 公雄 『考古学入門』 東京大学出版会、
     斎藤 忠  『日本考古学概論』 吉川弘文館、
     江上 波夫 『考古学ゼミナール』 山川出版、
     駒井 和愛 『考古学概説』 講談社  など。
 その他の入門書・講座本などのリストはプリントして配布する。また、史料は適宜プリントして配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 博物館や史蹟の見学を行ない、各自の出身地または居住地の遺跡・遺物について調べておくことを望む。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 考古学の目的と定義
【第2回】
 考古学の研究対象
【第3回】
 考古学の諸分野・関連分野
【第4回】
 考古学の研究方法(1)
【第5回】
 考古学の研究方法(2)
【第6回】
 考古学の研究方法(3)
【第7回】
 考古学資料の年代決定方法
【第8回】
 旧石器時代研究のあゆみ
【第9回】
 人類の進化と拡散
【第10回】
 大陸の旧石器時代(1)
【第11回】
 大陸の旧石器時代(2)
【第12回】
 日本の旧石器時代(1)
【第13回】
 日本の旧石器時代(2)
【第14回】
 旧石器時代の自然環境(1)
【第15回】
 旧石器時代の自然環境(2)