Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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東洋史概説 II 蔡 易達
必修  2単位
【史】 11-1-1340-0227-04

1. 授業の内容(Course Description)
 今日まで、世界四大文明の1つである中華文明について考える。前期に続き、文化論の視点から清末から現在まで中国の変遷の実態を解説するとともに、アジアの周辺地域へ及ぼした影響も視野に入れ、解明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 東洋史学専攻では、流動する現実の様々な問題を見据え、過去におけるアジアの人々の歩みを理解し、分析・検討した結果を現在から未来に連なる問題に投影するべく、重要な課題の1つがあると考えるため、基盤となる独自の問題意識を持ち、その目標に向かって前進することを期待している。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回授業後、感想文を書く。その内容と期末試験の結果により評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 授業中にプリントを配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 大学の外へ足を運んで、博物館、資料館、図書館など、実物を見ながら勉強することを勧める。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義を聞いてるだけではなく、講義の内容に関する参考文献に当たって、MELIC(Media Library Center)を活用し、調査・研究を進めてほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 近代西洋文明の襲来
【第3回】
 東アジア国際秩序の崩壊と再構築
【第4回】
 中国近代メディアの誕生と発展
【第5回】
 洋務運動 ――「中体西用」論
【第6回】
 キリスト教の布教活動と近代教育の形成
【第7回】
 立憲運動 ―― 康有為と梁啓超
【第8回】
 社会進化論と民族意識の形成
【第9回】
 孫文と辛亥革命
【第10回】
 新文化運動と五四運動
【第11回】
 日本の大陸進出と国共内戦
【第12回】
 第二次大戦後とアジア冷戦体制
【第13回】
 中国の改革・開放
【第14回】
 アジアを考える
【第15回】
 まとめと小テスト