Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会科・地理歴史科教育法 II 南 啓治
教職  2単位
【教職】 11-1-1340-0511-01

1. 授業の内容(Course Description)
 周知のごとく、中学校の新『学習指導要領』は平成24年4月から、また、高等学校の新『学習指導要領』は平成25年4月から実施に移されるが、本講義では文部科学省の発行にかかる『中学校学習指導要領解説−社会』・『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』の内容に沿いながら、中学校・高等学校における歴史の教授上の基本問題や留意点を理解させる。また、そのため、「授業の計画」に示したような、各視点からのアプローチも行い、歴史教育を把握できるようにする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 文部科学省発行の『中学校学習指導要領解説−社会』『高等学校学習指導要領解説−地理歴史編』の内容を理解・修得できたか。また、中学校・高等学校における歴史教授上の基本問題や留意点を理解できたか。加えて、中学校・高等学校の授業の実際について理解できたか。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に実施するペーパーテストにより成績評価(80%)するが、必修科目として、課題レポートの提出(10%)と出席状況(10%)を考慮する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(文部科学省)
『中学校学習指導要領解説−社会』(文部科学省)、その他の参考文献については、その都度教室で紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎時間教室で指示
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 (1)本講義における全般的なガイダンス
【第2回】
 (2)新『学習指導要領』成立の背景とその経緯
【第3回】
 (3)戦後日本における社会科教育の出発
    ―とくに歴史を中心に―
【第4回】
 (4)戦後日本における社会科教育の展開
    ―とくに『学習指導要領』の改訂の推移と歴史を中心に―
【第5回】
 (5)歴史教育の基本問題と留意点
  a.歴史とは何か(歴史の概念)について
【第6回】
  b.歴史教育観
  c.時代区分論
【第7回】
  d.歴史上の人物の扱い方
【第8回】
  e.地域史教育について
【第9回】
 (6)『学習指導要領』における中学校社会科・高等学校日本史A・日本史B・世界史A・世界史Bの各基本的性格及び目標とその内容について
 (7)『学習指導案』作成の仕方~『学習指導案』のサンプル配布と作成のポイント
【第10回】~【第14回】
 (8)歴史の授業の実際 模擬授業
【第15回】
 (9)本講義のまとめ