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授業の内容(Course Description) |
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この講義は卒業論文を選択しない4年生の必修科目で、史学科のすべての教員が原則として1セメスターに1回、共通テーマのもとにリレー方式で講義を行う。 卒論が特定のテーマについて深く研究することを求めるのに対し、総合講義は本学科の擁する多様な分野を幅広く学ぶことを目的としている。したがって受講生は、これまで履修したことのない専門分野についても、その新しい研究の一端に触れることが出来るであろう。 本年度の共通テーマは「歴史と環境」とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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欠席をしないで、多面的な物の観方をマスターすること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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各教員が講義終了時にレポート課題を提示するので、その中から2題を選び、1月の所定期間内に提出すること。レポートの分量はそれぞれ400字8枚以上とする。 卒業論文と重複して履修することが可能である。 卒論とあわせて単位を取得した場合、総合講義の単位は選択科目に換算される。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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各教員がレポート課題と合わせて提示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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関連する文献を精読すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回出席をとる。3分1以上欠席したら単位を認めない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 森谷公俊 「国家の形成と自然環境―― J.ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』(下巻)を読む」 【第2回】 滝沢由美子「集落立地と景観の変遷」 【第3回】 三上岳彦 「明治・大正・昭和期の気候変動」 【第4回】 出浦一夫 「エントロピーと自然環境(1)」 【第5回】 出浦一夫 「エントロピーと自然環境(2)」 【第6回】 藤本啓助 「古代メソポタミアの食事」 【第7回】 高木暢亮 「弥生時代の遠距離交易」 【第8回】 義江明子 「日本古代の宮都と神祭り―― 平安京と賀茂の神」 【第9回】 深谷幸治 「中世の環境変化と人々の生活」 【第10回】 横山百合子「江戸の文化と環境(2)」 【第11回】 南 啓治 「江戸時代のガーデニング」 【第12回】 蔡 易達 「近世における東アジアの海上交流」 【第13回】 森 紀子 「コロニアル都市青島の位相(2)」 【第14回】 本田毅彦 「デリー・ダーバーと新都造営」 【第15回】 小山俊樹 「日本近代の政党と政治環境」
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