Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本史籍講読1C- I 義江 明子
選択必修  2単位
【史】 11-1-1340-0569-07

1. 授業の内容(Course Description)
 日本古代史に関する基本的な史料について学びます。史料をどのように捜すのか、史料からどのように史実を読み取るのか、について解説します。毎回、プリントで史料を配布。全員が数行づつ実際に読み、訳し、史料から何が明かになるのかを考えます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ①漢文史料に慣れる。
 ②返り点つきの史料を正確によめるようにする。
 ③史料から史実を再構成する方法を学ぶ。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末定期試験は行わない。授業期間中に2回、まとめの小テスト実施。毎回授業時の読みと提出メモ(20%)・小テスト(各30%)・出席(20%)を総合評価。出席9回以下は不可。ただし、5回以上出席し、小テストを1回以上受けた4年生には、ミニレポートによる出席補充を認めます。提出メモ・小テストとも、自筆ノート・配布プリント・辞典等参照可。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『山川日本史小辞典』山川出版社、2001年
 参考文献:『日本古代史料学』岩波書店、2005年
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎回、次回のための予習史料プリントを配付。すらすら読めるようにしてきてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 卒業論文で日本古代(平安末まで)を希望する学生は、できれば2年次、おそくも3年次に履修して下さい。日本古代史の演習履修に先だって、ないしは並行して履修する必要があります。原則として、IとIIを継続履修してください。1Bとは異なる史料を読みますので、日本古代の史料に習熟した人には、連続受講をすすめます。毎回の授業終了時にその回の授業についての確認メモ提出。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス。授業のすすめ方。
【第2回】
 古代の主要史料・史料集について。
【第3回】
 専門辞典の選び方・使い方。漢文訓読の手引き。
【第4回】~【第6回】
 7世紀以前の史料を読む。
【第7回】
 前半のまとめと小テスト。
【第8回】
 小テストの返却・確認と自己修正→再提出。
【第9回】~【第11回】
 奈良時代の編纂史料を読む。
【第12回】・【第13回】
 奈良時代の文書を読む。
【第14回】
 後半のまとめと小テスト
【第15回】
 テストの返却・確認と自己修正→再提出。