Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
日本史演習3C- II 深谷 幸治
選択必修  2単位
【史】 11-1-1340-1602-04

1. 授業の内容(Course Description)
 前期と同様にして、中世後期から近世前期にかけての史料・論考を検討対象とし、それら史料や論考を講読・読解し、あるいは関連論考の要旨を説明し、また内容について調査・説明を加え、それらを担当教員と学生諸氏とで討議する授業である。授業の進行方法も同様である。
 後期のこの演習では、該当時期の関東地方の戦国大名史料及び関連論考を扱う予定である。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 演習での上記の方法を通じて、ある程度の漢文・古文の読解能力を身につけ、さらに史料捜査の方法や手順、関連する著書・論考・書籍の調査を行うことで、そのノウハウを得ることを目的とする。さらに質疑・討論を経て、他者の批判や意見に適切に対応できる能力の向上をはかる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 演習であるから、毎回の出席は重視する。また後期に一回以上の報告は義務であり、それに関連して調査内容や討論の実績が評価対象となる。また後期授業の最後の時間に実施する課題提示への解答内容と、それらを総合的に判断して成績を評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。必要な史料などは、担当教員が適宜プリントを作成して配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ある程度の漢文・古文の能力が必要となるため、それらの学習を自主的にしておくことが不可欠。また中世・近世に関する書籍を広く読んでおいた方が、演習に対応する能力を高めることとなる。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 報告は義務であるから、グループ別に必ず後期に一回はそれを行うこと。その際には報告内容を記したレジュメを、参加全員分印刷して準備しておくことが不可欠。報告時に欠席した者は単位を得る資格がない。また質疑応答への積極的な参加が期待される。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス。授業の進め方、使用史料の選定や説明、また参考文献の提示など。各グループ分けや担当割り当てなどを行う。
【第2回】~【第14回】
 順次割り当てに従って学生諸氏グループによる、担当範囲に関する報告。その後教員・学生による質疑応答と討論。必要ならば教員による解説。
【第15回】
 後期のまとめと課題提出(試験)。