| １． |
授業の内容（Course Description） |
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新1年生諸氏が、高校までの歴史学習で習得した知識は、大学史学科での本格的な歴史学学習のための基礎である。それを前提として、この日本史概説Ⅰの授業では、日本史全体に及ぶ通史的な知識・教養をさらに高めていくことを目的とする。各時代ごとの注目すべき事象・事件・人物や社会背景などにつき、近年の歴史学的な成果を取り入れながら、重点を絞ったテーマ性のある講義をしていきたい。
前期のこの授業では、歴史時代以前の縄文・弥生期の社会の様子から講義を始め、それに続く古代・中世の諸事象に関して説明していくこととする。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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上記の内容と方法により、新1年生諸氏の日本史各時代の諸事象に関する理解を深め、また既成の枠にとらわれない問題認識と思考法に慣れてもらうことを目標とする。さらにそれらが、特に次年度以降の専門各分野における講読・演習など発展的学習の基礎となることを目指す。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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出席を毎回取り、加えて前期授業時間の最後に実施する試験の解答内容と、その両者を勘案して成績を評価する。両者は当然ながらセットとなるべきもので、どちらかのみでは評価対象としない。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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『概論 日本歴史』(佐々木潤之介ら編、吉川弘文館)。
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| ５． |
授業時間外の学習《準備学習》（Assignments） |
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日本史の通史的学習は、2年次以降の専門選択に関わらず、日本人として当然ある程度まで学んでおくべきものであり、そのため通史的なシリーズ物の日本史関係書を事前に読んでおくことを勧める。また民俗学や地理学・文学など、日本史関連諸分野の本も可能な限り読んでおくことが望ましい。
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| ６． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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日本史学習を発展させるために必要な知識・教養、思考法や視点を得ることができるようにするための授業なので、必ず毎回出席すること。また以下の授業計画はあくまで予定であり、授業の進行程度によって変更されることもあるため、承知しておいていただきたい。
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| ７． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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【第１回】
ガイダンス。講義の方向性やテキストの説明、また読んでおくことが推奨される文献の紹介などを行う。
【第２回】
縄文・弥生時代の社会。
【第３回】～【第７回】
古代に関する諸テーマの講義。邪馬台国問題・聖徳太子・藤原氏などを予定。
【第８回】～【第14回】
中世に関する諸テーマの講義。武士の登場・モンゴル戦争・応仁の乱などを予定。
【第15回】
前期のまとめと試験。
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