Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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日本史特殊講義3C- I 深谷 幸治
選択必修  2単位
【史】 11-1-1340-1602-09

1. 授業の内容(Course Description)
 この授業においては、担当教員の専門とする時代が、中世後期から中近世移行期、そして近世初期~前期にかけての時期であることを前提とし、その時期のさまざまな歴史的事象・事件・人物などにつき、時間ごとにテーマを決めて説明していく。聴講希望の学生諸氏は、非常に多様な事象に興味を持って集まっていることと思われるので、講義の内容も多岐にわたる。また歴史的なテーマ以外にも、歴史学習の深化に不可欠なものと考えられる周辺諸学、つまり民俗学・地理学・宗教学・文学などの内容も、適切に取り入れながら語っていきたい。
 昨年度前期の事例では、征夷大将軍・中世の銭貨・茶人大名などにつき講義を行った。今年度も多様な事象を取り上げ、講義を進めていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 上記の時期に関する諸テーマを取り上げ、具体的かつ詳細な説明を行うことにより、学生諸氏の多様な希望に応えると共に、その興味を刺激することにより、知識・教養を深めることを目的とする。かつ該当時期の政治や経済・社会・文化などいろいろな事象を紹介し知らせることで、学生諸氏の今後の演習や卒論など発展的学習の一助となることを目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席を毎回取り、加えて前期授業時間の最後に実施する試験の解答内容と、その両者を勘案して成績を評価する。両者は当然ながらセットとなるべきもので、どちらかのみでは評価対象としない。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。必要な場合には、担当教員が適宜プリントを作成して配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 多様な内容となるため、聴講を希望する学生諸氏は、自らの興味により、各種の歴史的事象に関する本を読んでおくことが望ましい。その際には、あまり特定分野に集中せず、ある程度テーマの広がりを持った読み方をしてほしい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 該当時期のさまざまな事象に関する講義を、できる限り聴いていて楽しめるものとして話していくことを考えているので、学生諸氏には積極的な出席を期待したい。また以下の授業計画はあくまで予定であり、講義の進行程度によって変更されることもあるため、承知しておいていただきたい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス。講義方針の説明、また読んでおくことが推奨される日本史関係書籍の紹介などを行う。必要があれば、学生諸氏に聴講したいテーマについてのアンケートを実施する。
【第2回】~【第14回】
 以下原則的に、時間毎に話すテーマを設定しつつ講義を展開していく。
【第15回】
 前期のまとめと試験。