Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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日本史籍講読2C- II 吉田 賢司
選択必修  2単位
【史】 11-1-1340-1615-08

1. 授業の内容(Course Description)
 春学期に引き続き、日本中世史に関する史料で、近江国甲賀郡の山中氏に伝来した文書群である「山中文書」を輪読する。秋学期は、南北朝の内乱が終息にむかい、戦時から平時へと転換していく時期を年代順に精読する。
 授業では出席者全員の予習を前提として、史料の読み下し、現代語訳、主要な人名・語句の意味を受講者に発表してもらう。また、その場で指名して発言を求めることもある。報告予定日の欠席は、授業の進度に多大な影響を及ぼすので原則認めない。無断欠席をした場合には著しく減点し、単位を与えない場合もあるので注意すること。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 中世古文書の基礎的な読解力や分析力を養うとともに、代表的な様式や機能に対する理解を深めることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席状況を前提とし、授業における史料読解や発言内容、最終回テストなどから総合的に評価する。人数の都合で報告の機会がなかった場合には、レジュメ(通常のものに読み下し・現代語訳をつける)の提出で報告にかえる。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 水口町志編纂委員会編集・発行『水口町志』下巻史料篇所収『山中文書』から、必要な部分をプリントして配付する。辞書・参考文献については授業中に随時紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 報告担当以外の受講者も、最低限、史料の読み下し文をノートに書いて、授業に出席すること。また、報告担当者は、授業が始まる前に読み下し文を板書しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 前年度とは異なる史料を講読するので、日本中世史の勉強を深めたい学生は連続受講をすすめる。とくに卒業論文で日本中世史を希望する学生は、積極的に受講してほしい。なお、授業中の私語は厳禁。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス。授業のすすめ方や注意点について。
【第2回】~【第14回】
 テキストを順次読み進めていく
【第15回】
 まとめとテスト
 (以上の計画は、授業の展開に応じて変更する場合がある)