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授業の内容(Course Description) |
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アメリカ合衆国は、第二次世界大戦後、日本の政治社会の動向に大きな影響を与えた最も重要な国であり、今日もそうである。その合衆国の歴史をとくに政治史を中心に、独立・建国から二〇世紀の末まで通史として講義する。前期は独立から一九世紀末の米西戦争までを講じる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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アメリカの政治形態は共和国であること、大統領制をとること、また連邦制度である点など、日本と大きな違いを示している。その歴史的由来を明確にし、あわせて今日までのアメリカの発展を理解することを目標とします。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末に、授業内容に関する試験を行い、成績評価の基本とします。出席状況も重視します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:紀平英作編『アメリカ史』山川出版社『世界各国史』(第24巻)山川出版社、1999年刊
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業中に適宜指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義を聞くだけでなく、授業中に紹介された研究書や、自分でみつけた講義内容に関連する文献を読み、自発的に勉強を進めることを期待します
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、アメリカ史の概観 【第2回】~【第4回】 アメリカの独立・合衆国憲法の制定、建国初期の動向を論じる 【第5回】~【第7回】 第二次英米戦争、戦後のアメリカ社会の膨張、1840年代にいたるアメリカ政治の変動を論じる 【第8回】~【第10回】 領土膨張と南北間の対立の激化・南北戦争を論じる 【第11回】 南北戦争後の南部再建の状況を論じる 【第12回】~【第14回】 19世紀後半、工業化ただ中のアメリカ政治の動向を、民主党と共和党との対立、労働問題およびトラスト問題の台頭、さらには1896年の大統領選挙にふれ、米西戦争まで論じる。 【第15回】 まとめと試験を行う。
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