Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会福祉学 I 石井 秀夫
選択  2単位
【社会】 11-1-1350-0039-07

1. 授業の内容(Course Description)
 核家族化と少子化の進行、高齢化社会の到来、女性の社会進出などの変化にともなって、家族による扶助から社会による扶助へと時代は変わりつつある。また、健康保険や介護保険のように、現在ではすべての人が何らかの形で社会福祉とかかわりをもっている。社会福祉の理解なくして、現代社会を理解することはできない。
 社会福祉学 I では、現代社会の基盤となっている社会福祉について、その必要性や基本的考え方、とくにわれわれはなぜ社会福祉をおこなうのかについて、しっかりした考え方をを学ぶ。その後で、生活保護、児童、障害者、高齢者など、社会福祉各分野を学んでいく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 社会福祉をわれわれの生き方の問題として考えていく。また、現代社会の基本的仕組みとしての社会福祉について理解を深める。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に持ち込みなしの論述式試験を実施する。論述の評価は授業に出ていたかどうかを重視する。出席状況30%、学期末試験70%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは使用しない。必要があれば、授業の中で指示する。
 参考文献として厚生統計協会『国民の福祉の動向』最新版
 (4月現在2010年版、2011年版は10月中旬発行予定)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 教員の指定する文献をあらかじめ読むことはもちろんのこと、内容を理解するために用語を調べるなどの準備を行うこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 まじめに出席し、社会福祉について理解しようと努力する学生を対象とする。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス:授業の進め方 講義内容
参考文献など
【第2回】
 社会福祉とは何か 福祉の定義と範囲
【第3回】
 社会福祉の各分野概説
【第4回】
 現代社会と社会福祉 少子高齢化
 過疎化 核家族化
【第5回】
 社会福祉の原理
【第6回】
 社会福祉の理念 なぜ社会福祉なのか
【第7回】
 公的扶助1 原理と原則
【第8回】
 公的扶助2 生活保護の実際
【第9回】
 児童福祉1 児童福祉の歴史
【第10回】
 児童福祉2 児童福祉の実際
【第11回】
 現場からの報告(外部講師)
【第12回】
 知的障害
【第13回】
 身体障害
【第14回】
 精神障害
【第15回】
 まとめとテスト