Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会学史 II 菅野 博史
選択  2単位
【社会】 11-1-1350-0168-08

1. 授業の内容(Course Description)
 社会学的に物を見るためには、社会学の歴史を押さえておく必要がある。なぜなら、社会学者と呼ばれる人々が自分たちの社会をどのように捉え、そこから何を引き出そうとしたのかという問いを歴史的に明らかにすることによってのみ、現在の社会学がもつ特徴もまた明らかになるからである。
 この講義では、抽象的な議論に終始するのではなく、それぞれの社会学者の社会に対するイメージやその背後にある考え方を明らかにするとともに、このような社会学的思考が現実の社会とどのように切り結びうるのかということにも焦点を当てながら、具体的な社会学の歴史を分かり易く見てゆくことにしたい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 社会学とは何かという問題に対して、自分なりの解答やそのイメージを手に入れることを、この授業の到達目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 2回程度行われる授業内レポート(A+からC−までの9段階で評価)と、定期試験の成績によって評価を行う。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献として、『社会学のあゆみ パート2』(有斐閣新書、1984年)を挙げておく。ノートだけでは不安な学生、あるいはやる気のある学生のみに購入をお薦めする。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業中に出てきたわからない言葉や術語の意味などを調べて授業内容を把握しておくとともに、関連する文献や資料などを読んでおくことで、いつでも授業内レポートに対応できるようにしておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 社会学科の学生として、常識的に知っておきたいことを学んでほしいと思います。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 社会学史 II について
【第2回】
 社会学的機能主義とは何か①
【第3回】
 社会学的機能主義とは何か②
【第4回】
 パーソンズの構造―機能主義理論
【第5回】
 シンボリック相互作用論とは何か
【第6回】
 現象学的社会学とは何か
【第7回】
 エスノメソドロジーとは何か①
【第8回】
 エスノメソドロジーとは何か②
【第9回】
 構造主義とは何か①
【第10回】
 構造主義とは何か②
【第11回】
 カルチュラル・スタディーズとは何か
【第12回】
 リスク社会論
【第13回】
 現代社会学の争点①
【第14回】
 現代社会学の争点②
【第15回】
 現代社会学の争点③