Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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広報論 II 神郡 克彦
選択  2単位
【社会】 11-1-1350-1722-06

1. 授業の内容(Course Description)
 英国のマーガレット・サッチャーは、1978年夏、政治キャンペーン史上に残る−Labour Is Not Working−のスローガンで大勝利、1979年5月首相の座を射止めた。広報キャンペーン(コピー)が、政治、経済そして社会を変えた成功事例のひとつとして語られている。最近ではオバマ大統領の「Change」広報キャンペーンが米国社会に変化をもたらした。
 広報は、時代とともにその役割が変化する。現代の広報は従来のパブリシティーの概念を超え、広くパブリックリレーション(PR)あるいは、コーポレート・コミュニケーションを包含する。ここ数年、企業の不祥事が続発し、そのリスクマネジメントと企業の社会的責任が問われ、改めて広報の重要性が増大している。講義は、広報論 I −基礎編、広報論II−応用編とポジショニングし、現代的課題を把握する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 講義を通しパブリック・リレーションの内容を理解し、習得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末定期試験(80%)、授業参加(20%)により総合的に評価する。テキスト、ノートの持込可。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『戦略広報』電通 編(電通)、講義時配布資料
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・指定した教科書を事前に読んでおくこと。
 ・授業終了後に課題についてのレポートを作成すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 PR、広告、宣伝、コミュニケーションに興味のある学生の受講が望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業計画、方法のイントロダクション
【第2回】
 広報におけるガバナンスと倫理
【第3回】
 メセナ、フィランソロフィーとCSR
【第4回】
 CSR(企業の社会的責任)
【第5回】
 広報とステークホールダー
【第6回】
 IR(インベスター・リレーションズ)その1
【第7回】
 IR(インベスター・リレーションズ)その2
【第8回】
 インターナル・コミュニケーション−その1
【第9回】
 インターナル・コミュニケーション−その2
【第10回】
 報道対応の広報手段
【第11回】
 インターネット広報
【第12回】
 広報の手法とツール
【第13回】
 危機管理の対応と事例
【第14回】
 海外の広報、PR
【第15回】
 まとめと期末試験