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授業の内容(Course Description) |
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ネット社会が無制限に拡大し、個々人のコミュニケーションの緊密化は高まっているかに見えるが、ネットが持つ社会生活全般への影響力は、放送など既存のマスメディアには到底及ばない。個別化されたおびただしい情報が錯綜する中で、いわば社会の拠り所、羅針盤としての情報メディア、その中核としての役割を担う「公共放送」の重要性は、ますます高まってくるであろう。日本の放送界をリードして来た公共放送NHKの成り立ちから発展過程、これからの課題までを体系的に示し、この中で民放(商業放送)、新聞など現代マスコミが抱える問題―商業主義の限界―、更にネット社会の光と影、ジャーナリズムとコマーシャリズム、報道の自由と人権、メディアリテラシー、災害報道、政治報道、選挙報道、メディアと教育、放送とネットの相違点などメディア全般の基礎学力を身につけさせる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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100年に1度といわれる経済危機の中で、現代物質文明の価値観の転換が日本人にも迫られている。公共放送の重要性を教えることにより、今の日本が失ったかにみえる、公共性、社会性、公徳心、精神性などを少しでも思考できるようにするのが目標。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(20%)講義の中で出席確認を兼ねて質疑応答をすることがあります。 定期試験(80%)試験欠席者は評価が0点になりますので注意。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特になし。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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大学生活で一番大事なことは、自分の頭で考えさまざまな問題について自分の意見を持つという習慣を身につけることです。 そのきっかけとなる課題を授業で毎回示し、日常生活の中で考えさせる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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NHKの政治記者を長くつとめて来た私の経験から言わせてもらうと、学校で習った知識のうち、テクニック的、ノウハウ的なものは社会に出ると何の役にもたちません。とにかく何でも自分の頭で考える習慣を身につけて下さい。授業中は、私語をつつしみ、携帯はマナーモードが最低限のエチケット。欠席は、自分の損失になりますので注意して下さい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 放送とは―放送の特質、ネットとの相違 【第3回】 放送の歴史―発展過程 【第4回】 公共放送と商業放送 【第5回】 NHKとは 【第6回】 ジャーナリズムとコマーシャリズム 【第7回】 報道と人権―報道の自由、表現の自由 【第8回】 デジタル放送の特徴 【第9回】 問われるドキュメンタリー ―やらせ問題、メディアリテラシー 【第10回】 緊急報道・災害報道―阪神大震災の教訓 【第11回】 政治・選挙報道 【第12回】 メディアと幼児教育―前頭葉の問題 【第13回】 日本社会の特質―欧米・中国との比較 【第14回】 日本の劣化と再生 【第15回】 まとめ―今が歴史の転換点
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