Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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人格心理学概論 毛利 伊吹
選択  2単位
【心理】 11-1-1360-0532-07

1. 授業の内容(Course Description)
 人格は、性格やパーソナリティとほぼ同義の用語であるが、人の知的な側面を含めて論じられることもある。この授業では、人格(性格)の代表的な考え方や知能に関する理論など、人格心理学における基礎的な事柄を学ぶ。人は多かれ少なかれ、性格について自分なりの理論を有しているとも言われるが、この授業で扱う「性格」と皆さんの思う「性格」との類似や相違についても考えていただきたい。またこの授業を通して、自分自身や他者への理解を深めることも目的の一つである。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 人格(性格)とは何かを理解し、説明できるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に試験(持ち込み不可)を実施する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 <参考文献>(購入を義務付けるものではありません)
 榎本 博明・堀毛 一也・安藤 寿康 2009『パーソナリティ心理学―人間科学、自然科学、社会科学のクロスロード 』有斐閣 ①
 市川伸一 1991『心理測定法への招待―測定からみた心理学入門』サイエンス社
 イアン ディアリ、繁桝 算男 (訳)、松原 達哉(訳)2004『1冊でわかる知能 』岩波書店
 小塩 真司・中間 玲子 2007『あなたとわたしはどう違う? ― パーソナリティ心理学入門講義』ナカニシヤ出版 ②
 鈴木 乙史・佐々木 正宏 2006『人格心理学―パーソナリティと心の構造』河出書房新社 ③
 詫摩 武俊 他 2003『性格心理学への招待[改訂版]』サイエンス社 ④
 詫摩 武俊 他編『シリーズ 人間と性格(1)』『シリーズ 人間と性格(2)』『シリーズ 人間と性格(3)』『シリーズ 人間と性格(4)』『シリーズ 人間と性格(5)』『シリーズ 人間と性格(6)』『シリーズ 人間と性格(7)』『シリーズ 人間と性格(8)』全8巻 ブレーン出版
 丹野義彦 2003『性格の心理―ビッグファイブと臨床からみたパーソナリティ』サイエンス社 ⑤
 戸田 まり・サトウ タツヤ・伊藤 美奈子 2005『グラフィック性格心理学』サイエンス社 ⑥
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 参考文献に挙げた①~⑥のいずれかを、少なくとも1冊は読み、人格(性格)について理解を深めること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 私語など他の受講者の妨げとなる行為は慎んでください。
 授業に関連したアンケート調査を行うことがあります。
 授業の計画は進行状況等に応じて変更する場合があります。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 人格とは何か
【第3回】
 性格の理論:特性論①
【第4回】
 性格の理論:特性論②
【第5回】
 性格の検査①
【第6回】
 性格の検査②
【第7回】
 性格の理論:類型論①
【第8回】
 性格の理論:類型論②
【第9回】
 知能の理論
【第10回】
 知能検査①
【第11回】
 知能検査②
【第12回】
 遺伝と環境の影響①
【第13回】
 遺伝と環境の影響②
【第14回】
 文化の影響
【第15回】
 未定