Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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社会心理学概論 樋口 収
選択  2単位
【心理】 11-1-1360-1758-01

1. 授業の内容(Course Description)
 私たちは他者に支えられ、また他者を支えながら生きている。社会心理学は、このような他者の存在によって、個人の認知・感情・行動がどのように影響をうけるのかを明らかにすることを目指している。
 本講義では、研究の最新の動向をふまえつつ、社会心理学の研究を概観する。講義を通じて、社会心理学の実験研究を理解し、それによって日常の出来事を理解する新たな視座を提供したい。なお、講義では必要に応じてビデオ教材なども取り入れる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 まずは社会心理学の実験研究とは、どのように行われているのかを理解する。その上で、それが現実場面にどのように関わっているかを考えて欲しい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席点(40%)
 試験(60%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 池上知子・遠藤由美『グラフィック社会心理学(第2版)』サイエンス社
 末永俊郎・安藤清志『現代社会心理学』東京大学出版会
 唐沢かおり(編)『朝倉心理学講座7社会心理学』朝倉書店
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 講義は,それまでの講義がベースとなるので,それまでの内容を復習してからのぞむこと(初回は必要ない)。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義に積極的に参加し、紹介される研究について理解を深めて欲しい。講義中の私語は厳禁である。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 対人認知
【第3回】
 社会的推論
【第4回】
 態度
【第5回】
 感情
【第6回】
 自己認知
【第7回】
 自己評価
【第8回】
 自己と動機づけ
【第9回】
 対人行動
【第10回】
 人間関係
【第11回】
 集団と個人
【第12回】
 健康と幸福
【第13回】
 文化と人間行動
【第14回】
 進化と人間行動
【第15回】
 まとめ