Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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現代英語講読(精読) I 小山 郁夫
選択  2単位
【外国語】 11-1-1410-0225-09

1. 授業の内容(Course Description)
 カーカップの書いた『ギリシャ神話』を読みます。
 物語は非常にやさしい英語で書かれています。けれども、私はこれほど美しい英語で書かれた文章を他に知りません。音楽でいえば、シューベルトの「即興曲集」に似ています。
 私がかつてイギリスで英会話学校に通っていたとき、フランス人のベルナールという40過ぎの銀行マンの友達がいました。そのベルナールから私は、ジーンズとTシャツですばらしいおしゃれができることを教えられましたーもっとも私はそれを実行できてはいませんが。カーカップの英語は、そんな、ギリシャの風景を思わせるような、簡潔で明快で本当に美しい英語です。皆さんはまず、その英語の美しさに酔いしれてください。
 次に来るのが、ギリシャ神話の世界です。ギリシャ文化の遺産といえば、ギリシャ哲学、ギリシャ悲劇、数学、などがありますが、ギリシャ神話も多くの人に知られているでしょう。しかし、その本当の深い意味は、私の観察しところでは、日本ではまだ充分に知られていません。私自身がそうでした。ギリシャ神話をもっと生き生きと、ある意味で「生々しく」体験してみたいのです。ギリシャ神話は、人間の魂(プシュケー)の成長にかかわっています。そこのところを、ギリシャ文化の全体を概観しながら、皆さんにお伝えしようと思います。
 最後に再び英語に戻ります。「英語」を1つの「マシーン」と見なし、それをいかに効率よく、完璧に使いこなすのか、その具体的な方法を、専門的にしかしやさしく解説します。私は英語に関しては、「残念ながら」、あまり苦労した経験はありません。けれども、ドイツ語では、非常に苦労しています。皆さんの英語よりできないかもしれませんーこれはかなり謙遜していっているのです。その苦労を元に、皆さんに英語のマシーンとしての使い方をお伝えします。
 授業は、「ウサギのスピード」よりは、「カメのスピード」で進みますので、安心して参加してください。
 春学期は、テキストの前半を中心に読んでいきます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 1.極上の美しい英語に触れること。
 2.ギリシャ神話の不思議な世界を体験すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 最後の授業のやさしい小テスト
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書:
  James Kirkup『The Glory That Was Greece』(カーカップ『ギリシャ神話』、成美堂)
  (この教科書は、秋学期も引き続き使います)
 参考書:
 1)井筒俊彦『神話哲学』(著作集(1)、中央公論社、1991年)
 2)シュタイナー『神々との出会い』(シュタイナー・コレクション(4)、筑摩書房、2003年)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 1.当日分のパートを音読しておいてください。
 2.できる人は、訳を書いてみてください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1.私の「GrammarⅠ・Ⅱ」「プレセミナー」「セミナー」の授業に出ている学生は、できる限りこの授業もとるようにしてください。
 2.授業中の私語は控えてください。
 3.1回目の授業が最も大切です。第1回目の授業には必ず出席してください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その1)
【第3回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その2)
【第4回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その3)
【第5回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その4)
【第6回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その5)
【第7回】
 中間予備テスト
【第8回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その6)
【第9回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その7)
【第10回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その8)
【第11回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その9)
【第12回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その10)
【第13回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その11)
【第14回】
 テキストの音読と、英語の解説、および内容の解説(その12)
【第15回】
 まとめとやさしい小テスト