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授業の内容(Course Description) |
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テレビ58年の歴史はNHKと民放の併存・共生である。しかしその経営内容は全く異なっている。NHKは受信料収入であり、民放は80%以上が広告収入である。NHKは受信料問題、民放は未曾有の広告料激減とインターネット進出による経営環境の変化、厳しい試練に立たされている。しかしながらコンテンツ制作だけは共通で視聴率に一喜一憂しながら激しい競争がくりひろげられているのが現実である。報道、ドキュメンタリー、ドラマ、バラエティ、音楽番組、スポーツ、ワイドショー、アニメ、外国映画等それぞれの関係先会社は枚挙にいとまがない程に多種多様化している。 別科目で「実践的番組制作論-テレビの達人たち-」を開講し上記各ジャンルの達人たち(テレビ局OB&現役)にテレビ局員としてテレビを巨大メディアに作りあげた足跡、サクセスストーリーを語ってもらっているが、テレビはテレビ局員だけでは制作完結はむずかしい。この講座では前期・後期にわけてテレビ局のパートナーとして共にテレビの黎明期、成長期、安定期を苦楽を共にしながら研鑽し道をきり開いて来た方々、今日のテレビの繁栄に協力、貢献していただいた方々に、21世紀のテレビの在り方、方向性について忌憚のない率直な箴言、直言、提言をいただき、放送の原点に戻って完全デジタル化に対応したテレビの未来像を皆様とともに考えてゆきたい。 テレビの両輪、ジャーナリズムとエンターテイメント、とりわけエンターテイメントについては国民の最高の娯楽情報でありその期待度は大きいがゆえに充分なる論議を重ねることが肝要である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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エンターテイメントの達人たちはとりもなおさず人生の達人でもある。功なり名を遂げた方々の足跡、苦労話、サクセスストーリーから、学生諸氏の今後の人生の指針、方向性が見出されれば幸いである。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席(50%)と課題レポート(50%)を総合して評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『テレビ局の内定がほしいなら、これは知っておけ』 池内正人著 (元テレビ東京 代表取締役副社長、元BSジャパン代表取締役社長) 『テレビ局が潰れた日』 『テレビ番外地―東京12チャンネルの奇跡』 石光勝著 (元テレビ東京 常務取締役)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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日頃からテレビを視聴し、あわせて他メディア(新聞・雑誌・ラジオ等)、又周辺メディア(映画・音楽・演劇・美術工芸等)に好奇心、関心をもってほしい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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テレビ58年の歴史の中で常にパートナーとして協力、研鑽しあって来た外部応援団(広告主、広告会社、コメンテーター、タレント、声優、映画関係者、プロダクション、タレント事務所、CI会社、視聴率調査会社、映像翻訳家、放送作家、放送批評家等々)の存在こそ繁栄の礎でありテレビが今日迄ながきにわたってマスコミのトップに君臨している証左である。その多岐にわたる関係者のチームワークの結晶が素晴らしいコンテンツを生み出し、視聴者にやすらぎ、いやしを与えている。今そのコンテンツが完全デジタル化の潮流の中で、どのように変化してゆくのか、パートナーゆえに率直な生の声を聞くことによって更にテレビへの理解を深めていただければ幸いである。「自分流」の更なる研鑽の為に100%出席を要望する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 放送作家からみたテレビの現状と課題 (野田 英夫 放送作家) 【第2回】 銀行マンからマスメディアの寵児に 現代世相を斬る (江上 剛 作家 兼 コメンテーター) 【第3回】 テレビ視聴率の測定と活用 デジタル化への対応 (小島 雄二 ビデオリサーチ 常務取締役) 【第4回】 サントリー食品の宣伝戦略 (泉田 豊 サントリー食品 宣伝部長) 【第5回】 映画祭の仕掛人 (小松沢 陽一 元夕張映画祭プロデューサー) 【第6回】 エンターテイメントとテレビの熱い関係 (亀田 卓 電通 プロデューサー) 【第7回】 歴史と創造力が時代劇を生む (宮越 澄 映画監督) 【第8回】 声優からみたテレビ58年史 (羽佐間 道夫 声優・日本俳優連盟 常任顧問) 【第9回】 映像翻訳の世界 (川本 燁子 翻訳家) 【第10回】 平成23年度ギャラクシー賞にみる最近のテレビ事情 (鈴木 典之 放送人の会幹事) 【第11回】 J-WAVE 大人気の秘密 (塩田 正人 J-WAVE営業局部長) 【第12回】 マスコミュニケーションとミニコミュニケーション (井波 ゆき子 タレント) 【第13回】 エンターテイナーから見たテレビ業界 (大木 凡人 タレント) 【第14回】 トヨタの宣伝・マーケテング戦略 (髙田 坦史 トヨタ マーケテング ジャパン社長) 【第15回】 テレビ局とCI、企業ブランデングについて (川田 一元 元ランドーアソシエイツ社長) (招聘講師の一部変更もあります)
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