Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
情報サービス概説 仁上 幸治
教職  2単位
【教職】 11-1-1500-1878-03

1. 授業の内容(Course Description)
 図書館における情報サービスの意義を明らかにし、レファレンスサービスを含む各種の情報サービスの実務について総合的に解説する。
  1) 情報サービス一般の広がりと図書館が行う情報サービスの位置付け
  2) 図書館における情報サービスの意義と種類(レファレンスサービス、レフェラルサービス、カレントアウェアネスサービス等)
  3) 情報および情報探索行動についての基本的理解
  4) レファレンスプロセス(レファレンス質問の受付から回答まで、マニュアル検索とコンピュータ検索を含む)
  5) 情報検索サービスの方法・プロセス・評価
  6) 主要な参考図書とデータベースの解説と評価
  7) 参考図書およびその他の情報源の組織(二次資料の作成にも触れる)
  8) 各種情報源の特質と利用法
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 情報サービスの概要を理解し、住民のニーズに合わせたサービス開発への積極的な姿勢を持ち、基本的なレファレンスツールを適切に使いこなせる能力を身に着けることを目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 1) 出席(60%)、レポート(30%)、授業参加度(10%)の総合評価。
 2) 初回・最終回を含む3分の2以上の出席と、毎回の課題レポート全点提出が必須。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:なし
 参考文献:適宜紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎回、学習内容の復習のため次回までの復習レポートが課される。毎週1-2時間の自習時間の確保が履修の必須条件である。次回授業中に自習成果のミニ発表と討論を行うので充分な準備をして授業に臨むこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1) 学期開始時点で必ずこのシラバスをオンラインで再確認すること。
 2) 第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。
 3) 専門職としての司書を目指す強い意欲のある学生を求める。「とりあえず取っておく」的な動機で履修しないこと。
 4) 学習到達目標に掲げた専門的な知識・技能・姿勢を実質的に身に着けるため、文献調査・レポート作成・発表・討論を徹底的に反復練習する。積極的な授業参加が求められる。
 5) 相乗り科目での履修者は、司書志望者と同等の課題をこなす覚悟が必要。配当年次どおりの基礎知識が前提となるので、安易な気持ちで履修しないこと。
 6) パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。
 7) 授業中は私語、読書、ケータイ等の行為は一切禁止。違反者は即刻履修無効とする。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など
【第2回】
 文献探索法
【第3回】
 情報検索入門
【第4回】
 情報整理法
【第5回】
 情報表現法・発表法
【第6回】
 執筆支援サービス
【第7回】
 地域情報サービス
【第8回】
 ビジネス支援サービス
【第9回】
 医療情報サービス
【第10回】
 多文化サービス
【第11回】
 障害者・高齢者サービス
【第12回】
 指導サービス
【第13回】
 新しい専門職像
【第14回】
 学習成果発表
【第15回】
 まとめ
 学習成果の自己評価、授業評価
 *授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。