Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
環境と生態 I 大石 不二夫
3群  2単位
【三群】 11-2-2120-2702-02

1. 授業の内容(Course Description)
 地球環境や身近な環境問題が重大なことは、われわれの健康にダメージを与え、生命を脅かすからである。しかも環境悪化に罪のないヒト以外の無数の生物の命まで奪う。
 この「環境と生態Ⅰ、Ⅱ」では、環境がわれわれの健康に与える影響とその防止対策を探る。まず、Ⅰでは健康とは?から環境悪化による健康の危機を考え、以下の講義内容に従い、環境と健康について理解する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 環境問題と健康との関連性を理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(出欠・質疑等)とレポートと期末試験から評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:佐々木胤ほか編著『変化する環境と健康』(三共出版)
 参考書 :金原燦監修、渡辺征夫他著『環境科学』(実教出版)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストを予習
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 「健康とは病気ではないこと」ではないことを知り、環境と健康の関連を理解して環境問題に取り組む習慣をつける。予習が必須である。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 健康とは?-頭と心と体の健康と環境
【第2回】
 環境悪化と健康の危機
【第3回】
 環境の刺激に対する調節と適応
【第4回】
 水と空気の汚染と健康
【第5回】
 環境リスクとリスクマネイジメント
【第6回】
 生体防御と免疫システム
【第7回】
 人と動物の共通感染症と新感染症
【第8回】
 拡大するHIV感染とエイズ
【第9回】
 アレルギー性疾患の増加
【第10回】
 からだのリズムと健康、生活習慣病
【第11回】
 環境のポジティブファクターと癒し
【第12回】
 コンピューターの活用と健康
【第13回】
 環境と健康を守る取り組み
【第14回】
 待ったなし地球温暖化と温度調節対策
【第15回】
 全員討論「今の環境でいかに健康を守るか?」