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授業の内容(Course Description) |
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巨大企業が形成されてきた歴史的発展過程を取り上げ、かれらが直面し克服してきた諸問題の本質とそれらにたいする解決方法を理解していきます。この講義ではまず経営史研究の基本的な考え方を説明しながら、欧米および日本における諸産業の発展と企業経営の展開に関する基本的枠組みについての検討から進んでいくことになります。授業ではイギリス、アメリカおよび日本において19世紀後半から現代にいたるまで様々なイノベーションと競争を展開し、その経営発展が産業の成長を刺激してきた企業の経営を随時取り上げ比較検討していくことになります。なお受講生の関心と基礎的知識から必要であるならば経営の戦略展開や組織形成また技術の革新についての文献や資料を輪読することもあります。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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イノベーションを繰り返し発展してき企業の経営的諸問題の理解を深めてもらいます。アメリカ、日本において19世紀から先端技術産業であった企業発展のキーパーソンとなった技術者と経営者の行動また彼らの経営思想さらに経営管理や組織形成についても学んでもらうことになります。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験またはレポート提出(50%)と出席と小テストの平常点(50%)による総合的判断になります。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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経営史学会(編)『外国経営史の基礎知識』有斐閣、2005年 A.チャンドラー著『経営者の時代』東洋経済新報社、1979年
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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プリント類を事前に配布することがあるのでこれを講義前に検討してもらい経営史の基礎的理解力と知識量のアップにつなげていきます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義内容は適当なテキストがないので、毎回の講義受講とプリント配布のために出席が極めて大切です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 アメリカ企業の特許戦略と海外進出 【第2回】 日本への技術輸出 【第3回】 新技術と新産業形成 【第4回】 日本市場の特質 【第5回】 日本企業の技術力 【第6回】 外国技術と日本企業 【第7回】 国内企業の成長 【第8回】 国産技術の開発Ⅰ 【第9回】 国産技術の開発Ⅱ 【第10回】 企業集団と企業経営Ⅰ 【第11回】 企業集団と企業経営Ⅱ 【第12回】 国産技術と国内資本 【第13回】 経済発展と企業戦略 【第14回】 成長戦略の展開 【第15回】 企業経営と管理
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