Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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現代法の諸問題A 鈴木 勝康
選択  2単位
【法律】 11-1-1210-1976-01

1. 授業の内容(Course Description)
 現代法の諸問題を財政・行政の視点から取り上げる。春期においては我が国の財政・行政が抱える諸問題・諸課題を憲法や財政法・特例公債法・会計法など関連法令の基本に沿って解説。将来、政治・行政を志す方々はもとより、広く一般国民として自ら議会制民主主義と財政の関係や租税法定主義をはじめ「法と政治・行政・経済社会」を考察する際の基本的な視点を提供する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 我が国の行財政が抱える諸問題・諸課題を通して「法と政治・行政・経済社会」について自ら考察・思考し見解を述べられる基礎力を涵養すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業の参加状況等を重視し、定期試験の結果を加味して総合的に評価する。
 (注)毎回の授業の中で出席確認をかねて定期試験で出題する問題を出すこととしている。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:特に定めない。必要に応じ適宜資料を提示又は配布する。
 参考文献:必要に応じその都度次回以降の授業に参考となる文献・資料を紹介する。
 例:『不思議な国のマニフェスト・ノート』(恵友社;講義メモ帳やノートとして活用可)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 日頃から新聞、雑誌などの行財政関連の記事はもとより、経済、金融、ビジネス、社会面の記事にも目を通しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・原則として全ての授業に出席すること。必要に応じその都度次回以降の授業に参考となる文献・資料を紹介するので第1回目の授業は特に重要。その際、授業の内容、方法、成績評価方法等について補足説明する。
 ・授業は質問を交えながら行うので積極的に議論や対話に参加してください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 序:現代法の諸問題と財政・行政
   ~授業の進め方とガイダンス~
【第2回】
 国家と財政
【第3回】
 議会制民主主義と財政
【第4回】
 予算制度 ~一般会計と特別会計など~
【第5回】
 予算編成プロセス(1)
 “事業仕分け”とシーリング・概算要求基準
【第6回】
 予算編成プロセス(2)
 概算要求、査定、政府案決定
【第7回】
 税制改正プロセス
【第8回】
 租税法定主義と法案作成
【第9回】
 予算の国会での審議・議決
【第10回】
 税法及び特例公債法など関連法の国会での
 審議・議決
【第11回】
 予算の執行及び決算、評価・検証
 ~予算のPDCAサイクル~
【第12回】
 行政組織の骨格
【第13回】
 公務員の定員・給与・人件費
【第14回】
 行政組織の基本的課題と財政
【第15回】
 日本の将来と財政・行政