Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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スポーツ解剖学概論 高尾 昌人
選択  2単位
【人間文化】 11-1-3074-0676-01

1. 授業の内容(Course Description)
 アスリートや指導者にとって、スポーツを効果的・効率的に、かつ安全に行うためには、スポーツを科学的に解析し理解する必要がある。そのためには、スポーツ医学、トレーニング理論、スポーツ生理学、スポーツ栄養学等スポーツに関連する多くの学問について習熟する必要があるが、その全てにおいて、解剖学を知らなければ本質を理解することはできない。すなわち、解剖学はスポーツを科学的に考える上で必須の知識といえる。本講座では、生体のどの位置にどのような構造物があるかを知る “静的な解剖”と、その構造物が実際の運動においてどのように働くかを知る“機能解剖”について、具体例を挙げながらできるだけわかりやすく解説していきたい。スポーツ解剖学概論では、テキストの、A. 運動器の解剖と機能概論、B. 体幹の基礎解剖と運動、について学ぶ。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 成績は小テスト・レポートにより評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『公認 アスレチックトレーナー専門科目テキスト 2 運動器の解剖と機能』財団法人日本体育協会
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指定した教科書の次回授業部分を事前に読んでおくこと。
 次回の授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 講義のガイダンス、解剖学とは何か、成績の評価方法について説明する。これから学んでいく解剖学についての基本的な理解を得る。
【第2回】
 体表の区分について、身体各部位の境界、身体各部位の区分、体表の筋を学ぶ。
【第3回】
 運動の表し方について、基本姿勢、運動の面と軸、関節運動の表し方を学ぶ。
【第4回】
 骨の構造と機能について、骨の基本構造、骨の循環系と神経系、骨の構成成分、骨の発生と成長、骨とビタミン・ホルモンを学ぶ。
【第5回】
 関節の構造と機能について、関節の分類、関節軟骨、関節包、滑膜と滑液、関節円板と関節半月を学ぶ。
【第6回】
 腱と靱帯の構造と機能について学ぶ。
【第7回】
 骨格筋の構造と機能について、骨格筋の構造、筋収縮の機序、筋線維の種類、神経筋接合部、運動単位を学ぶ。
【第8回】
 骨格筋の構造と機能について、筋収縮の基本的性質、筋収縮の様態、筋の働きを学ぶ。
【第9回】
 骨格筋の神経支配について、運動の調節、骨格筋の感覚器、反射、随意運動を学ぶ。
【第10回】
 運動器の解剖と機能概論についてまとめる。
【第11回】
 脊柱の運動について、脊柱の骨格、脊柱の関節、脊柱の弯曲と運動、脊髄、馬尾神経を学ぶ。
【第12回】
 頸椎・胸椎の運動について、頸椎の骨格・関節・運動、頸椎の筋、頸椎の血管、頸椎の神経、胸椎と胸郭の骨格・関節・運動、胸椎と胸郭の筋、胸椎と胸郭の血管と神経を学ぶ。
【第13回】
 腰椎・仙椎・骨盤の運動について、腰椎・仙椎・骨盤の骨格、腰椎・仙椎・骨盤の関節、腰椎・仙椎・骨盤の運動、腰椎・仙椎・骨盤の筋、腰椎・仙椎・骨盤の血管と神経を学ぶ。
【第14回】
 体幹の基礎解剖と運動についてまとめる。
【第15回】
 小テスト、レポート作成。