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授業の内容(Course Description) |
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以前、日本人の死因は感染症による疾病であったが、近年はがん・心臓病および脳血管疾患などの循環器系疾病へと傾向が変化している。これらの疾患は、生活習慣によるところが大きくいため「生活習慣病」とよばれ、現代人の健康問題のひとつである。この授業では、成人を対象にした運動処方の手順に沿って、現場で必要な運動処方の概念と運動メニューの作成を習得する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席と授業参加度(30%)、レポート(20%)、定期試験(50%)授業回数の3分の1以上の欠席者については単位取得ができない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:小沢治夫・西端泉 薯『最新 フィットネス基礎理論』(社)日本エアロビックフィットネス協会(JAFA) 参考書:池上晴夫 著『運動処方』朝倉出版 健康・体力づくり事業財団 編『健康運動指導士養成講習会テキスト 上巻・下巻』株式会社社会保険研究所
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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指定した教科書の次回授業部分を事前に読んでおくこと。 次回の授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業のオリエンテーション: ・授業の進め方と目的、評価法と評価基準及び教科書と参考書について理解する。 ・運動処方の概念について説明できる。 【第2回】 運動処方の作成と手順: ・運動処方の必要項目と基本について説明できる。 ・運動処方指導における注意点について説明できる。 ・運動処方の手順について説明できる。 【第3回】 運動処方作成のための問診票(健康調査)と運動前の医学的検査項目と目的: ・運動処方に用いられる問診票の内容について説明できる。 ・メタボリックシンドロームの評価基準について説明できる。 ・一般に行われているメディカルチェックの検査項目と評価基準について説明できる。 【第4回】 身体組成(形態計測の意義と計測法): ・健康と形態計測の関係について説明できる。 ・一般に行われている形態計測法について説明できる。 【第5回】 身体組成測定と評価法: ・一般人を対象にした形態計測を行うことができる。 ・形態計測のデータを評価できる。 【第6回】 ヘルスフィットネステストⅠ:中年者の筋力と柔軟性の測定方法と評価 ・筋力と健康の関係について説明できる。 ・筋力測定を行うことができる。 ・柔軟性の概念とストレッチングについて説明できる。 ・健康に関係する柔軟性の測定ができる。 【第7回】 ヘルスフィットネステストⅡ:中年者の持久力と筋持久力の測定方法と評価 ・持久力と健康の関係について説明できる。 ・漸増式運動負荷試験による全身持久力の測定と評価を行うことができる。 ・筋持久力の概念について説明できる。 ・健康に関係する筋持久力の測定と評価ができる。 【第8回】 運動強度と身体エネルギーのアウトプットの関係: ・基礎代謝量及び安静代謝量を推定できる。 ・酸素摂取量、動作強度及びMETsから消費エネルギーを求めることができる。 【第9回】 運動プログラムの組み立てと効果判定: ・各自の体力測定結果を統計的に処理できる。 ・測定結果をもとに運動を処方することができる。 【第10回】 中年健常者の運動処方:ケーススタディーをもとに学ぶ。 ・中年者の問診、メディカルチェック及び体力測定結果を評価する。 ・持久的トレーニングと筋力トレーニングを処方できる。 ・日常生活における注意点や改善点について説明できる。 【第11回】 発育発達と加齢: ・幼児・児童の体力的特徴について説明できる。 ・高齢者の体力的特徴について説明できる。 【第12回】 高齢者の運動: ・高齢者の身体的特徴と体力について説明できる。 ・高齢者を対象にした体力測定を行うことができる。 ・高齢者を対象にした運動処方をおこなう。 【第13回】 肥満と運動: ・肥満について説明できる。 ・肥満の評価法について説明できる。 ・肥満者を対象にした運動処方ができる。 【第14回】 虚血性心疾患と運動: ・虚血性心疾について説明できる。 ・虚血性心疾患の患者を対象にした体力測定を行うことができる。 ・虚血性心疾患の患者を対象にした運動処方ができる。 【第15回】 糖尿病と運動: ・糖尿病について説明できる。 ・糖尿病患者を対象にした体力測定を行うことができる。 ・糖尿病患者を対象にした運動処方ができる。
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