Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

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演習 I 井上 清英
選択  2単位
【経営】 11-1-1110-1921-09A

1. 授業の内容(Course Description)
 日本の企業数の99%、労働人口で言うと70%以上を占める中小企業は、高度成長期以来今日まで日本経済を支えてきたが、今後も日本の持続的成長を下支えしていく重要な役割を持つ存在である。一方で日本を取り巻く経済環境も、グローバル化の進展、BRICS諸国や発展途上国の技術力向上、M&Aによる企業統合・再編、IT技術の進歩などにより、急速に変化しつつある。このような状況下の日本の中小企業が今後とも成長を続け、雇用を維持していくためにはどうすれば良いのだろうか。このような課題につき、現場の実態を踏まえながら、ゼミ学習やフィールドワーク(企業訪問など)を通じ解決策を考える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 中小企業研究により中小企業を知る。具体的には、中小企業、ベンチャー企業の定義、歴史、役割について学んだ上で、フィールドワークも行いながら、それらの組織のマネージメントや、政府や金融機関などの支援策について理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ①評価は中小企業についての理解度に加え授業への出席と、ゼミへの貢献度を重視する。合宿への参加は義務とし、参加の有無を評価に加える。
 ②教室では積極的な意見表明、プレゼンなど「前へ出る力」と、個々の問題につき「考える力」を養い、フィールドワークと共同研究により「チームで働く力」をつけることにより、社会人としての基礎力も要請するが、その三つの力の成長度を判定し評価する。
 ③適宜課す中小企業論リポートと共同研究リポートの内容を評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキストは追って指定するが、参考文献として「中小企業白書」平成22年度版は授業開始前に読んでおくこと。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 上記参考文献を読む事とリポートの作成、合宿への参加。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 平素から情報収集につとめ、思考力を養うとともにリポートや口頭での発表能力を強化してもらいたい。いつでもどこでも、挨拶、5分前集合、クイックレスポンス、クイックアクションを忘れぬこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション、自己紹介
【第2回】
 中小企業の定義、歴史、役割
【第3回】
 中小企業の定義、歴史、役割 その2
【第4回】
 中小企業の定義、歴史、役割 その3
【第5回】
 中小企業の最近の動向
【第6回】
 中小企業の最近の動向 その2
【第7回】
 中小企業の最近の動向 その3
【第8回】
 中小企業の最近の動向 その4
【第9回】
 企業人講演 その1
【第10回】
 中小企業のマネジメント
【第11回】
 中小企業のマネジメント その2
【第12回】
 中小企業のマネジメント その3
【第13回】
 企業人講演 その2
【第14回】
 工場見学
【第15回】
 まとめ(共同研究課題設定、夏休みの有効利用などについての討議、他)
 注:上記授業の計画詳細は変更の可能性があるので、オリエンテーション時に確認すること。