1. |
授業の内容(Course Description) |
|
本演習は、本学の学生にとってはやや難易度が高いと思われるテキストを輪読することによって思考の基礎トレーニングを行う。これは今後の社会人、特に企業人としてのキャリアを進んでいく中で求められる様々な能力・技法を培うことを目的としたもので、具体的には経済現象の読み解き方・考え方、発表内容のまとめ方、プレゼンの方法・討論の進め方等を、実体験の中で習得してもらうことを意図している。 その題材として春期は、20世紀末から21世紀初頭にかけての、社会主義から資本主義への体制転換に関する専門書を用いる。世界経済のグローバル化という条件下で、旧社会主義諸国の転換期における経済はいかなるものであったのか?それはなぜそのようになったのか?本演習では、こうした疑問を追及することで経済学的な思考力を養うとともに、前述の技術を身につけてゆく。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
移行経済諸国の体制転換をはじめとする現実の経済に対する理解を深めるとともに、思考法や発表の技術を高めることを目標とする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席とゼミ報告を最重視する。欠席・中途退席や、報告の出来が極端に悪い場合は不可とする。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
『グローバリゼーションと体制移行の経済学』、池本修一・岩崎一郎・杉浦史和編著、文眞堂(2008年)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
報告担当者以外の者も、毎回必ず予習をしておくこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
論理的な思考法やプレゼンテーションの能力は、今後の人生の中でいつか必ず求められるものなので、失敗しても恥にならない今のうちにゼミで練習しておくことを勧奨する。慣れないうちは厳しく感じられるかもしれないが、真面目に取り組んでいれば意外に早く要領がわかってくるのでしっかりと勉強して欲しい。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 基礎講義 【第3回】~【第14回】 テキストを分担して報告・討論 【第15回】 全体のまとめ
|