Web Syllabus(講義概要)

平成23年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
マクロ経済学 I 鈴木  拓
選択  2単位
【観光経営】 11-1-1110-2708-11A

1. 授業の内容(Course Description)
 本講義では、入門レベルのマクロ経済学の基礎知識を前提とした上で、初級~中級レベルのマクロ経済理論を解説する。数理的なモデルには極力頼らない説明を心がけるが、その分言葉で説明する部分が増えるので、受講生には、論理的に物事を考える力と集中力が必要とされる。
 本講義で重視されるのは、「なぜそうなるのか」「なぜそう考えるのか」といった「なぜ」を追求する姿勢である。本講義の受講を通じ、日常の経済現象に目を向ける時に、「なぜ」を考える習慣を身に着けて欲しい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 マクロ経済学のツールを理解し、経済現象をマクロ経済学の基本に則って読み解くことが出来るようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業期間中に行う小テストまたはレポート(100%)。受講者数により決定する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『スティグリッツ マクロ経済学』(第3版)、ジョセフ・E・スティグリッツ/カール・E・ウォルシュ著、東洋経済新報社(2007年)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 事前にテキストに目を通しておくことが望ましい。また、授業の復習はマクロ経済を理解する上での必須条件と心得て欲しい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 マクロ経済学I、同IIの両者を履修することが期待される。
 なお、授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にすること。余りにひどい場合には、その場で本講座の不合格を言い渡すので気をつけて欲しい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業案内・イントロダクション-マクロ経済学とは
【第2回】
 基本的競争モデルとその限界
【第3回】
 マクロ経済活動の測定①:GDP水準及び成長率
【第4回】
 マクロ経済活動の測定②:消費者物価・失業統計
【第5回】
 完全雇用マクロモデル①:労働市場・生産物市場
【第6回】
 完全雇用マクロモデル②:資本市場・一般均衡・貨幣市場
【第7回】
 貨幣と銀行システム①:金融システムと信用創造
【第8回】
 貨幣と銀行システム②:中央銀行の金融政策
【第9回】
 完全雇用下の財政と開放経済
【第10回】
 経済成長と生産性①:貯蓄と投資・労働力
【第11回】
 経済成長と生産性②:技術進歩・経済成長とその限界
【第12回】
 経済変動の理論①:景気循環と賃金-失業問題
【第13回】
 経済変動の理論②:経済変動をめぐる重要概念
【第14回】
 総支出と総所得①:所得‐支出分析・消費
【第15回】
 総支出と総所得②:政府支出・貿易収支・総支出と実質利子率